VA - 20th

Title: 20th
Label: Torema Records
Catalog#: TRMCD002
Format: CD
Released: 2013/12/18
90年代の日本のテクノシーンを牽引した田中フミヤのとれまレコードが、2013年に設立20周年を迎えたことを記念してリリースしたコンピレーション。
20周年とは言え、00年代のとれまはリリース量も少なく、本作にまとめられた楽曲も90年代のものばかりで、実質90年代のとれまのコンピと言って良いと思う。
選曲とDJミックスは田中フミヤ自身が行ったとのこと。かつてのパートナーであり、互いの道を歩み始めた折には不仲説もささやかれた現Autoraの山本アキヲが関わっている曲が3曲も選ばれているあたり、昔からのファンは胸が熱いのではないだろうか。
ミックスされているとは言え、1曲1曲を大事に聴かせるようにアタマとオシリをつないでる程度だが、曲のテンポはオリジナルとくらべてかなり大胆にピッチダウンされている。
90年代のテクノは今聴くとBPMがかなり速く感じてしまうことから、僕は最近よく、90年代のテクノを大幅にピッチを落として(110〜120BPM)個人的に楽しんでおり、90年代のテクノをピッチダウンさせたミックスを録ってみようかとも構想していたのだが、同じようなことを考えるひとは他にもいて、それが田中フミヤだったのはくやしいよりも前に嬉しいばかりと言うか、やはり僕は90年代に田中フミヤのパーティーに育てられたんだなぁと感慨深く(だからミックス録るのもやめた。これよりカッコイイの作れる自信がないもの)。
実際、本作に収録された曲はどれもピッチダウンすることによりものすごくグルーヴが生まれているし、今のテクノとの親和性も感じられるようになっている。CDの裏ジャケには "-7" "ターンテーブル" という文字がデザインされており、このミックスCDの内容を実は直截的に表現していた。
なお、本作に収録された田中フミヤの未発表曲「1999」と「Do op to far」は近くアナログカットされる予定だが、それには本作と同内容のCDも付いてくる模様。もちろん買うけど、どうせならアナログにはセパレートで収録したCDを付けてほしかった。
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Tracklist
01. Akio Milan Paak - Gulcia [過去記事]
02. Fumiya Tanaka - Three Storied Pagoda [過去記事]
03. Hitian Twin - Jajouvka Funk Mix [過去記事]
04. Fumiya Tanaka - 1999
05. ARP-2600 - Trancer-2600 (From Time To Time Re-Construction) [過去記事]
06. Fumiya Tanaka - Pitch Black [過去記事]
07. Karafuto - Karafuto [過去記事]
08. Dove Loves Dub - Tokyo Tone - Toner Mix (Tanzmuzik Remix) [過去記事]
09. Speaker - Mine [過去記事]
10. Fumiya Tanaka - Do op to far
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- [2014/01/16 22:27]
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