香川県 U.D.O.N. 弾丸ツアーREVENGE!! 

前回のうどん巡礼(過去記事)で食べられなかった店やもう一度行きたい店に新規開拓もからめて、再び香川県を訪れました。

須崎食料品店

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前回はお店本体(?)の食料品店は営業していたけど、うどんは休みで悔しい思いをしました。今回は前日に電話をして、あらかじめうどんが食べられることを確認のうえ訪れました。

並んでいると注文を聞かれます。僕は「冷たい・小」を頼みました。

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うどん玉の入ったお椀を受け取り、机の上においてある薬味やら醤油やらをごちゃごちゃやって、外のベンチで食します。

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この麺! とてつもない剛性と弾力、不揃いな形、強めの塩分。
僕は子どもの頃、毎年夏休みにうどんを踏む風習があったのですが、そのときに食べてたうどんを思い起こさせる素朴でダイナミックな味。

取材お断りで媒体に出ることがない店であるにもかかわらず、常に食べログ上位をキープしているのも頷けます。このうどんのためだけに、一般的なうどん巡礼コースからは少し離れたこの店を訪れる価値はあります。

やまうち

次の店の開店時間までの時間を利用してもう1軒。いくつか候補はあったのですが、まんのう町の「やまうち」に行くことに。
須崎も充分あやしい店だったけど(なんせ田舎の村の食料品店の片隅だもの)、こちらはさらにディープなロケーション。山の中です。

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薪を使ってうどんを湯がいている模様。

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店内の様子です。

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「ひやあつ・小」をいただきました。冷たく締めた麺に熱いかけだし。
荒々しく弾力のある麺といりこのええだし。一瞬でたいらげてしまいました。

この後、野菜直売所で買い物(レク)。

日の出製麺所

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前回僕の中では一番評価の高かった日の出。麺がとにかく旨かったんですよね。
営業時間は11:30〜12:30の1日1時間のみ。

「冷たい・小」を頼みました。

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この状態で受け取る。

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テープルの上に置いてる葱を無造作にはさみで切って、冷たいだしをかけていただきました。

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たまらんですね。次回は「ぬるい」のを頼んで、醤油だけかけて食おうかしら。

竹清

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丸亀市周辺から高松市に移動して、こちらも再訪となる竹清。

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注文のために並ぶと先ず目にする、店の女将による天ぷら揚げアトラクション(?)が。

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店内の様子です。

僕は「一玉入」を注文。

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うどん玉を受け取ったらこの辺でごちゃごちゃします。
あったかいのがいいひとは、自分で湯がくことも可。

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竹清はやっぱり天ぷらが旨いですね。半熟卵天もちくわ天も。

この後、お腹を空かせようと高松港をしばし散策(レク)。

一福

細麺で美味しいという話を聞いていた一福へ。

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僕は「ざる・一玉」を注文し、かしわ天とともに。

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麺の締まり具合が半端なかったですね。これだけしっかりとした、弾力のある麺なら、次回は釜揚げでいただきたいところです。
あと、ここは一玉の量がすごく多くて往生した。

もう1軒回りたかったのですが、何しろお腹の苦しさも半端なく、少し運動しようと白峯寺(第八十一番礼所)を登りました(レク)。

おか泉

はい、今回最後のお店です。今回同行したうどん巡礼に詳しい友達オススメの一般店。丸亀市周辺まで戻ってまいりました。

「ひや天おろし」、いただきます。

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そびえ立つタワー!
ここの天ぷらめちゃくちゃ旨いぞ。

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おでんまで食べてしまたアル。

しかしよく6軒も回れたなぁ…。
それではまた次回お遭いしましょう。
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Floorplan - Paradise 

Artist: Floorplan
Title: Paradise
Label: M-Plant
Catalog#: M.PM16
Format: File
Released: 2013/07/01
Underground Resistanceのオリジナル・メンバーだったRobert Hoodが90年代から使い続けている変名、Floorplanが、満を持してリリースしたファースト・アルバム。まぁ出たのはもう去年ですが。

Robert Hoodは、90年代から徹頭徹尾、ストイックでモノトーンなミニマル・テクノ(ミニマルじゃないよ)を吐き出すかたわら、"Nighttime World" というシリーズではエレクトリックなジャズを表現したりしていて、このFloorplan名義では、ざっくり言うとディスコやハウスをやってる。僕はNighttime Worldと並んでFloorplanの作品が大好きなんです。以前紹介した比較的最近のシングル「We Magnify His Name」(過去記事)なんて、ゴスペル・ハウスの精粋って感じでほんと素晴らしかったし。

そんなFloorplanさんの初のアルバムは、BPMはハウスのそれではあるものの、意外と比較的テクノ寄りのグルーヴでまとめられている。ディスコ・サンプルは随所に取り入れられてるんだけど、大ネタを小節単位でべったりと使ったりってことがなく、今までのFloorplan名義とRobert Hood名義の中間あたりの音作りをしている感じ。
風化したようなドライな触感のリズムと、ウェットなサンプルやウワものの対比が感じられるトラックが多く、曲順も緩急が効いていて、おとなのテクノって感じのナイス・アルバムだと思います。

PARADISE ( 直輸入盤・帯ライナー付 )PARADISE ( 直輸入盤・帯ライナー付 )
(2013/07/10)
フロアプラン aka ロバート・フッド、FLOORPLAN aka ROBERT HOOD 他

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ParadiseParadise
(2013/06/27)
Floorplan

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Paradise [Analog]Paradise [Analog]
(2013/07/23)
Floorplan

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Tracklist
01. Let's Ride
02. Baby, Baby
03. Change
04. Altered Ego
05. Never Grow Old
06. Eclipse
07. Higher!
08. Confess
09. Chord Principle
10. Above The Clouds

岡村靖幸w小出祐介 - 愛はおしゃれじゃない 

Artist: 岡村靖幸w小出祐介
Title: 愛はおしゃれじゃない
Label: V4 Records
Catalog#: XQME-1002
Format: File
Released: 2014/04/02
こうして岡村靖幸の新作がわずか半年という短いスパンでリリースされるなんてこと、1年前には考えもしなかったし、前作『ビバナミダ』(過去記事)が出たときもそんな期待はいっさい抱かなかった。しかもその新作が最高ときているから本当に始末に負えない。

岡村靖幸のニューシングル『愛はおしゃれじゃない』は、Base Ball Bearの小出祐介との共作・共演。
岡村靖幸は作曲、ヴォーカル、演奏、アレンジ、プロデュース、小出祐介は作詞とヴォーカルを担当している。

今の岡村靖幸は歌詞が書けない。
彼の新作が長らく表に出ない原因はそれなので、今新曲が出るとすれば、『ビバナミダ』と同様に作詞を他者に委ねるであろうことは充分に予想していたし、また、過去に他のアーティストに提供した楽曲のセルフカヴァー集をリリースすることでお茶をにごすこともあり得るだろうと思っていた。その予兆は『ビバナミダ (スペース☆ダンディ盤)』(過去記事)でもあったわけで。

それでも、ヴォーカルまで他者に半分委ねるなんてことは予想の斜め上(いや、斜め下か)で、最初にこのニュースに接したときは、正直言ってあまり好ましい印象を持つことは出来なかった。それは単純に、作品に他者が介在する割合が増えれば増えるほど、岡村靖幸の魅力である彼独特の粘度が希釈される方向に向かうだろうと感じたからなんだけど。

透明感のあるギターのカッティングに清涼感のあるハウスビートが重なるイントロからグッと気持ちを掴まれたと思う間もなくいきなり出てくるサビの役割も果たしているAメロで "モテたいんだ君にだけに いつもそればかり考えて" なんて岡村靖幸にしてみればストレート過ぎる歌詞なんだけどそれよりこのさわやかで高揚感のある神がかったメロディ何だこれお前天才か!

そんな心配なんてまるでなかったかのような、「愛はおしゃれじゃない」をラジオやYouTubeとかではなくちゃんと自前のスピーカーで聴いたときの僕のはじめての感想が今のになります。

他人に提供した曲でも岡村靖幸が作った曲は岡村靖幸の曲にしか聴こえないし、他人が作った曲でも岡村靖幸が歌った瞬間にその曲は岡村靖幸のものになる。仮に、最悪岡村靖幸がまったく歌わなかったとしても、これはまぎれもなく岡村靖幸の曲でしかあり得ない。それが岡村靖幸。

今回の「愛はおしゃれじゃない」も「ラブビデオ」も、今の岡村靖幸に、小出祐介の若さゆえの疾走感(ただしこの疾走感は若い頃の岡村靖幸は持ち得なかったものでもあるけど)が加わって、とても新鮮に聴こえる。
確かに岡村靖幸の粘度は若干希釈されてはいるけど、それを補い余る青春ポップチューンに仕上がっている。最後にもう1回書く。最高。

愛はおしゃれじゃない愛はおしゃれじゃない
(2014/04/02)
岡村靖幸 w 小出祐介、岡村靖幸 他

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Tracklist
01. 愛はおしゃれじゃない
02. ラブビデオ

Wax Master - Let Me See Ya Foot Work 

Artist: Wax Master
Title: Let Me See Ya Foot Work
Label: Dance Mania Records / Waxmaster Entertainment
Catalog#: DMR004-2
Format: CD-R
Released: 1995 / 2014
90年代のシカゴ・ゲットーハウスを代表するWaxmasterことWax Master Mauriceが1995年にDance Mania Recordsからリリースした激レアなDJミックスCDが再発されました。雑過ぎる、ちょう雑過ぎる仕様で。
ジャケは多分Discogsの画像を拾ってきてプリントアウトしてるのでブロックノイズが入ってるし、盤は当然のごとくCD-R。オリジナルのCDにはDance Maniaのカタログナンバーが付いてるんだけど、今回のCD-RのラベルにはWaxmaster Entertainmentなる謎のレーベル(?)の文字が。diskunionのニュースページを見るとラストストックとか書いてあったけど、おいおいこれどう見ても海賊盤でしょ。まぁこの手の貴重な音源は手に入るだけでありがたいことですが。

Waxmasterは、ヒップホップあがりのミックス・スキルでガシガシとつないで行くタイプのプレイ・スタイル。DJ Funkとかと違ってミックス上手いよなぁ。いや、Funkのライヴ・ミックスは別として、ミックス作品の実は緻密に作り込んだ感じも好きなんですが。
(そういやFunk御大、今年7月に来日するらしいですね。どうにかして関西にも来てくれないだろうか。)
で、個人的な見解なんだけど、今のジューク/フットワークのヒップホップっぽさって、このWaxmasterあたりが始祖なんじゃないだろうか。

ともあれ、diskunionさんには、DJ Funk『Pumpin The Trax』とかJammin Gerald『Trak Phaze』とか、失われたゲットーハウスのCD作品の再発に今後とも取り組んでいただきたいものである。

Tracklist
01〜40. Untitled

Fumiya Tanaka - 20th 

Artist: Fumiya Tanaka
Title: 20th
Label: Torema Records
Catalog#: TRM029
Format: 12"+CD
Released: 2014/02
昨年末に出たとれまの20周年ミックス・コンピCD(過去記事)に収録されていた田中フミヤの1999年作の未発表曲2曲がアナログカット。

「1999」は声ネタのハネ系ミニマル。
「Do op to far」は単調なズンドコ系ミニマル。
いずれもめっちょドープなトラックながら、輪郭のくっきりした低音がちょう出てるのでこれは間違いなくフロアユース。

さらに、くだんのミックス・コンピCD『20th』と同じ内容のCDがオマケに付いてるんだけど…これは余計だったかもですね。おそらくこのアナログは海外向けのリリースなのでこういう形態を採ったのでしょうけど、どうせCDを付けるのなら収録曲は同じでもミックスされていない音源を入れるとか、やはりひと工夫欲しかったです。

20TH20TH
(2013/12/18)
VA - FUMIYA TANAKA PRESENTS

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Tracklist
[12"]
A. 1999
B. Do op to far
[CD]
01. Akio Milan Paak - Gulcia
02. Fumiya Tanaka - Three Storied Pagoda
03. Hitian Twin - Jajouvka Funk Mix
04. Fumiya Tanaka - 1999
05. ARP-2600 - Trancer-2600 (From Time To Time Re-Construction)
06. Fumiya Tanaka - Pitch Black
07. Karafuto - Karafuto
08. Dove Loves Dub - Tokyo Tone - Toner Mix (Tanzmuzik Remix)
09. Speaker - Mine
10. Fumiya Tanaka - Do op to far

PANDA 1/2 - ひかり射す 

Artist: PANDA 1/2
Title: ひかり射す
Label: P and A Entertainment
Catalog#: PANDA-2
Format: CD
Released: 2014/03/14
初代ヴォーカリスト藤岡みなみの脱退から1年余り、PANDA 1/2の新作がようやく届けられた。

2代目ヴォーカリスト小出きすが歌う「ひかり射す」は、これまでの(第1期)PANDA 1/2のような渋谷系パロディではない、真っ向勝負のポジティヴなアコースティック・バラード。サビの高揚が壮大で泣けてくる。
とても哀しく辛いことがあったけど、それでも前を向いて歩いていこう、と訴えてるみたい。
James Panda Jr.いい曲書いたなぁ。
小出きすの声質は藤岡みなみと似ている部分もあるようにも感じたけど、少しかすれた感じで、だけどとても透明感があって。歌い方はまだ少しおぼつかないところもあるけど、そんなところも含めてとても良い個性のあるヴォーカリストだと思う。

カップリングの「つながる心、愛の魔法」のメイン・ヴォーカルは、小出きすではなくJames Panda Jr.が取ってる。もしかしてJamesが歌うのってテトラ以来じゃない?
一聴して牧歌的な印象を与える曲ではあるけど、実は心に秘めた哀しみがにじみ出ているような。いや、それは2曲ともそうかも。

正直なところ、以前はこのバンドの渋谷系パロディの部分をおもしろがって聴いていたというところが大きかったけど、このシングルを聴いて僕は真面目にこのバンドのファンになってしまったような気がするなぁ。

ちなみに今回のシングル、公式で買ったらJames Panda Jr.による長文ライナーノーツが封入されていた。あと、封筒の消印が上野のパンダで、82円切手の笹に重ねて押してあったり(これはたまたまか)、何げにゲイが細かい。

ひかり射すひかり射す
(2014)
PANDA 1/2

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Tracklist
01. ひかり射す
02. つながる心、愛の魔法
03. ひかり射す (Instrumental)
04. つながる心、愛の魔法 (Instrumental)

【ビール】 Monastère Traditional Abbey Beer 


カルディで売ってた激安アビィビール。
飲んでみたところ、以前同じくカルディで売ってたAbbey-Beer(過去記事)に酷似している。これはベルギー産、あっちはフランス産だけど。
適度な甘みとコクが楽しめる、端麗なアビィビール。

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笑っていいとも! グランドフィナーレ 感謝の超特大号 

3月31日をもって最終回を迎えた『笑っていいとも!』の同日夜に生放送された特番『笑っていいとも! グランドフィナーレ 感謝の超特大号』は皆さん観ましたか?
この番組内で、昔からお笑い(最近は "バラエティ" という呼称が一般化しましたが!)を観ている人間にはたまらん出来事が起こりました。

特番の内容としては、前半に過去に番組レギュラーを務めた大御所を含む芸人やタレントが出演してタモリと絡むという一幕、後半は過去の出演陣や現レギュラーからタモリへのスピーチ、という二部構成。
客席は過去の出演者総勢77名で固められた。
前半の出演陣は、台本で予定されていた出番順に、明石家さんま→ダウンタウン→ウッチャンナンチャン→ナインティナイン→爆笑問題→とんねるずという布陣。

有名な噂レベルで、とんねるずとダウンタウン、ダウンタウンと爆笑問題の間には、それぞれ "不仲説" "共演NG説" が根強く、彼らがスタジオや局の廊下で少しでも顔を合わさないよう、今回のいいとも特番のスタッフは入念に気を配っていたという。

とんねるずとダウンタウンのテレビ番組での共演は、1994年の『FNS番組対抗!なるほど!ザ・春秋の祭典スペシャル』の1回っきり。その20年前、俺はリアルタイムで番組を観ていたけど、とんねるずに対して浜田がツッコミに行った一瞬の緊張感と興奮は凄まじかった。
実際は松本がラジオで語っていたように、周りが勝手に気を使っているだけで、本人たちはお互い特に気にはしていないし、単に共演の機会がなかっただけ、というのが本当のところだろう。

ダウンタウンと爆笑問題の関係は、とんねるずのそれとは少し違っていて、太田が自身のコラム内で名指しで松本を批判したところ松本が激怒して、当時のダウンタウン一派の芸人達がごっつの楽屋で太田に土下座をさせた、という浅草キッドが広めたデマ(後にキッド自身がデマ認定)が有名だけれど、実際のところはよくわかっていない。
しかしダウンタウンと爆笑問題の共演が今までコンビとしてゼロだったことだけは確かだ。
あと、田中は実は隠れダウンタウンのファンだという情報もある。

さて、今回の特番では、さんまとタモリによる立ちトークコーナー(このときは "日本一の最低男" のタイトルを使用)が、予定通り(?)大幅に時間延長し、浜田の「長ーい!」の声とともにダウンタウンとウンナンが乱入。
さんまとダウンタウンはかつての確執から和解した仲ではあるが、浜田がさんまの口にテープを張って黙らせるパターンとか、松本のさんまに対する「この人まだまだ売れるわ!」っていうツッコミ(?)とか、この2組の絡みを見ると未だにドキドキする。

さて、ダウンタウン(とウンナン)が乱入した時に松本が発した「早くしないと、とんねるずが来たらネットが荒れるから!」の言葉を石橋は楽屋で聞いていたらしく、急遽木梨と爆笑問題に声をかけて、先ずはとんねるずが舞台に乱入。
先に書いた通り、とんねるずとダウンタウンの共演は20年振りで、とんねるずが出てきたとき、ダウンタウンは確実に一瞬ひるんでた。でもダウンタウンは先輩であるとんねるずを立てる対応をしていたように思う。

さらに、とんねるず乱入から数分間舞台裏で待機していたと思われる爆笑問題が乱入。ハイライト続きのこのコーナーの中でもいちばんのハイライトだったのがこの瞬間だ。
太田がダッシュで舞台中央に割り込んできたとき、至近距離で松本と目が合ってお互いニヤッとしてるんだよね。
一方の田中は満面の笑顔、そして「しょうがない!これはしょうがない!」。これ対して浜田が「俺はええよ!?俺はええよ!?」と田中のもとへ。
松本「もっかい言うけどネットが荒れるから!!」太田「荒れろ荒れろ!!」田中「歴史歴史!」タモリ「プロレス?」

この数秒後にナイナイの乱入があるんだけど、ここで張り詰め続けていた場の緊張感は少し緩んでしまった。
とんねるずの乱入からナイナイの乱入までの数分間、この密度の濃さ、緊張感、混乱と興奮。これは本当にお笑い史上に残る瞬間だった。
いみじくも田中が言ったように、歴史がアップデートされた瞬間だった。
わかってる客席からは地鳴りのようなどよめきがおさまらなかった。

ナイナイの登場以降は、ひたすら混乱とグダグダの中、木梨が客席から関係ない人物を連れてくるというボケを繰り返すといういい仕事をしていたのと(このくだり、ネットでは評判悪かったけど俺はめちゃくちゃ面白かった)、後半に場を仕切って収束に持っていく役を担った中居君を早い段階で舞台に上げたのは実は矢部だったり、間が空いたら岡村がタモリをねぎらうというパターンを作ったり、ナイナイが地味に全体をコントロールするいい仕事をしていた。
あとは、後ろの方で松本と石橋が相次いで矢部に「おめでとう。」とお祝いを言っていたのもポイント。そう言えばダウンタウンは、ナイナイともかつての確執から和解劇を演じたんだよな。

今回の事件とも言える場を作ったのは石橋がきっかけだったけど、さんまも定期的にボケて輪の中心に絡みながらも、俯瞰して全体を見ながら感慨深げな表情を見せたりもしていて。いちばん影が薄かったのはウンナンだけど、これはもう仕方がないと思う(ウンナンはそもそも芸人じゃないから)。

でも、こういう瞬間はもうお笑い界には訪れないだろうな。
俺はこの特番を見ながらみんなどんなことを思ってるのかが知りたくなって、2年振りくらいに2chを見てしまったよ。
あとは、ナイナイが今夜のオールナイトで、さんまが今週末のヤンタンで、どういう後日談を語るのか、それが楽しみ。