VA - Let There Be Acid

Title: Let There Be Acid
Label: AcidWorx
Catalog#: ACIDC 1
Format: File
Released: 2014/09/24
オーストラリアのアシッド専門レーベルAcidWorx初のコンピレーション作品。
最近のAcidWorxは、新作の配信ペースが早すぎて聴くのが追いつかないというのが正直なところなんですが、その理由の一つに、日本人以外の海外勢(そもそも海外のレーベルであるのにこの表現は適当かどうかわからんが)の大量投入が挙げられると思う。
本作においてもその傾向は如実で、日本人アーティストは13組13曲中5組5曲となっている。
いや、繰り返しになるが、そもそも海外のレーベルであるのでこの状況こそが本来の姿なのかもしれないが、レーベル初期の頃の日本人アーティスト中心のリリース内容を思い起こすと少しの寂しさも感じたりして。
そんな中、選ばれし5組の精鋭たちは他の海外勢に引けを取っていない、と言うか、他の海外勢をリードするクォリティを保っていて、驚きとともに気分の高揚がある。特にSERi & Tremorela「Cycle」(#02) のバッドトリップ感なんて!
もちろん90sハードアシッドなノリのPaul Birken (#07) や、ほとんどHardfloorの「Acperience 1」みたいなDave Tarrida (#05) も大好きなんだけど。
Tracklist
01. Bassboy - Influx
02. SERi & Tremorela - Cycle
03. Kristian Heikkila - Acid Clash
04. Parahoria303 - Akafuku
05. Dave Tarrida - Cold Snap
06. Takashi Watanabe - Acid Burger
07. Paul Birken - Return Of The String
08. DJ Hi-Shock - Spoiler
09. Polyshaft - Bad Peoples
10. Metro - Shudder
11. Clemens Neufeld - Drop Out (Pure Acid Mix)
12. Rraph - Tsuga
13. Energun - Acid Burn
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- [2014/10/30 22:02]
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Drax - Phosphene

Title: Phosphene
Label: Perc Trax
Catalog#: PTL004
Format: File
Released: 2014/10/20
Perc Trax Limited (PTL) の004番。やばいのきた。
DraxことThomas P. Heckmannによる1993年のトラック「Phosphene」を、Perc & Truss、AnD、The Exalticsの3組がリミックス。
オリジナルは、今聴くとBPM速めの、スペーシーで疾走感のある非303アシッド。
これをレーベルボスPerc & Trussは、インダストリアルに再構築。インダストリアル・テクノと違うよ、インダストリアル・ロックだよ。まるでMinistryみたいだ。原曲のシンセ・フレーズはノイジーなギターで再現している。
しかしPerc & Trussがここまでルーツ・インダストリアルに回帰してくるとは考えなかったなぁ。音楽的にテクノとは呼べないところまできてしまったけど、逆説的に、これは最新型のテクノだ。
AnDは、さすがにPerc & Trussのリミックスをはじめに聴いてしまうと、つい "オーソドックスな" と形容してしまいそうになる、暗黒インダストリアル・アシッド・テクノ。この音がこのレーベルの本来のイメージのものでしょう。
AnDはSpeedy JのElectric Deluxeからデビュー・アルバムを出したところだけど、これもやばいんだよね。今の僕のど真ん中なアンダーグラウンドで暴力的な音。
The Exalticsは原曲のフレーズとスペーシーさをうまく生かしたエレクトロ・ファンクに。当時のThomas P. HeckmannはアシッドやEBMとともにエレクトロも得意としていたアーティストであるから、こういったエレクトロ・ファンクにまとめるのも正解のひとつだと言える。
Tracklist
01. Phosphene (Perc & Truss Remix)
02. Phosphene (AnD Remix)
03. Phosphene (The Exaltics Remix)
- [2014/10/22 21:53]
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이수진 - 트로트 여인 (Lee Sujin - Lee Sujin's Disco)

Title: 트로트 여인 (Lee Sujin's Disco)
Label: World Media
Catalog#: No. 2120
Format: CD×2
Released: 2014/10/10
台風19号が直撃した先日の連休を利用して、7ヵ月振りに韓国に行ってきました。
見事に帰国便が欠航になり、1日延泊したのですが…まぁその話はいいや。
今回、鐘路3街の "ポンチャック横町"(と僕が勝手に呼んでいる通り)でCDを買ったので紹介しますね。
鐘路3街から鐘路4街に向かって歩くと、レコード屋が3軒ほど見つかると思います。
そのうちの2軒では、店頭で爆音でポンチャックがかかってるのですぐわかると思います(笑)。
いちばん音の大きい店に潜入。
店の中の商品は、大半がカセットテープなのにまずビビる。
30代くらいの女性の店員にポンチャックのCDはあるか聞いたのですが、まずこの "ポンチャック" という単語が通じませんでした。
"ポンチャック・ディスコ" も "トロット" もダメで、店の前でかかってるような音楽だと身振り手振りをまじえて伝えるとなんとなくわかったみたい。
やはり若いひとはそもそもポンチャックを知らないのか、それとも僕の言い方が悪かったのかはわかりません。
で、これはそのとき店頭でかかってたCDです。イ・スジンという女性歌手によるポンチャック。タイトルは "トゥロトゥ ヨイン" と読むのかな? 意味はわからないけど、トゥロトゥはトロットか。
なんと、2014年10月10日に出たばかりの最新作。やっぱ今でも作ってるんだ~(笑)。
ジャケットをよっく見ると "Queen Of Disco, Exciting Life, The Essence Of Non-Stop Medley Trot" と書いてありますね。
やはりトロットという言い方のほうが一般的だったのかしら。
高速BPMのチャカポコしたキーボードのバックトラックは相変わらず。
ただ、僕は今まで、20年以上前に作られたカセットテープ音源のポンチャックばかり聴いてきたので、音が異様にハイファイに感じます(笑)。後期ハイエナジー/初期ユーロビート感すらある。
イ・スジンのヴォーカルは日本の演歌歌手ばりに上手いです。そのためあまりB級感はない。
韓国ではポンチャック・パーティーは若人禁制のシルバー世代だけの秘められた楽しみだそうですが、なんとかいちど体験してみたいものです。
湯WIREとかやってる綱島温泉みたいなとこで、ポンチャック歌手を呼んで、誰かパーティーしてくれないかしら。かしら(切望)。
Tracklist
Vol.01
01. 님이 좋아
02. 안동역에서
03. 사랑님
04. 일소일소 일노일노
05. 나이야 가라
06. 쟁이 쟁이
07. 아이 좋아라
08. 춘향아
09. 미운사랑
10. 최고다 당신
11. 웃으며 삽시다
12. 무슨 사랑
13. 시계바늘
14. 정말 사랑했어요
15. 삼각관계
16. 오뚝이 인생
17. 목계나루
18. 첫사랑
Vol.02
01. 내 나이가 어때서
02. 두바퀴
03. 부초같은 인생
04. 고장난 벽시계
05. 오빠가 간다
06. 사랑의 밧데리
07. 연하의 남자
08. 당신 아니면
09. 무조건
10. 10분내로
11. 돌리도
12. 사랑은 가슴 아픈것
13. 정말 좋았네
14. 어디가요
15. 뿐이고
16. 사랑의 열쇠
17. 내일가면 안되나요
18. 애가타
- [2014/10/16 21:16]
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Ron & Chez D - Untitled

Title: Untitled
Label: KMS
Catalog#: KMS 054
Format: File
Released: 1994 / 2014
もう1枚、Ron Trentのリイシュー作品を。
Ron TrentとChez DamierのPrescriptionコンビによる、Kevin SaundersonのKMSからの1994年の無題EP。便宜上 "KMS 054" と呼ばれることがある。
ディープ・ハウス、と言うよりは、むしろデトロイト・テクノと言ってしまった方が近いかもしれない、生への喜びとダンスの快楽が心の琴線を震わせる極上のディスコ・フュージョン。名作。
Tracklist
A1. Untitled
A2. Untitled
B1. Untitled
B2. Untitled
- [2014/10/04 07:24]
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Ron Trent - Dance Floor Boogie Delites

Title: Dance Floor Boogie Delites
Label: Only1 Music
Catalog#: ONLY3
Format: File
Released: 1995 / 2014
シカゴとアフロを繋ぐ男、80年代からDJとして活動するベテラン、Ron Trentによる1995年の作品が、この度リイシューされた。
「Pop, Dip and Spin」は、1990年のデビュー作にして代表作のひとつでもある名曲「Altered States」も思わせる、狂気のミニマル・ディープ・ファンク。ダークサイドのブラックネスが全身麻酔のようにじわりじわりと体内に、そして世界に浸透していく。
Basic Channnelのミニマル・ダブとも親和性を感じるグルーヴは、もしかしたら同時代的な影響があったのだろうか。
「Morning Fever」は、黒人音楽の持つファンクネスは同様に、タナトスよりもエロスの快楽性に根ざしたブギー・フュージョン。
スロウなテンポは昨今のニューディスコや、それらを通過したロウハウスとも親和的であるが、Ron Trentの音楽性はよりメロウだ。
Tracklist
A. Pop, Dip and Spin
B. Morning Fever
- [2014/10/01 23:34]
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