上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト "ALIVE" 日本ツアー2014 @ オリックス劇場 2014/12/20 

上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト~もはや一部ではレジェンドとも称されるアンソニー・ジャクソンとサイモン・フィリップスとのトリオ~としては3作めとなるアルバム『Alive』のタイトルを冠した2年振りの日本ツアー、大阪初日。
僕は、上原ひろみのコンサートは2年振り5回め。

今回は1曲目からテンションの高い怒濤の演奏で、僕は、彼女たちから発せられる音楽を一音たりとも聴き逃すまいと、全神経をステージ上のプレイヤーの一挙手一投足に集中し続けていたおかげで、終演後はかなりの疲労困憊状態となっていた。
上原ひろみは相変わらずピアノを弾きながら歌い(唸り?)、ピアノの弦を手で直接はじき、鍵盤を拳で叩き、肘打ちし、今回は1曲だけだったけどピアノの上にちょこんと乗せたNord Leadを弾きまくり、まるで彼女の脳内で鳴っている音楽はピアノの88鍵(7オクターブ1/4)だけでは表現しきれないとでも言わんばかりの表現の固まり。
そんな即興演奏を的確にサポートするアンソニーのギターとサイモンのドラム。2年前に観たときも感じたことだけどこのトリオ、もはやプログレだ。

今回は1階13列めという良席で観ることができたとは言え、やはりホールツアー。いつかこのトリオをクラブやライブハウスの規模で、スタンディングで、観てみたいなぁ。最高だろうな。

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(2014/05/21)
上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト

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AliveAlive
(2014/06/17)
Hiromi

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アンソニー・ジャクソン(contrabass guitar)、サイモン・フィリップス(ds) 他

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(2014/06/17)
Hiromi

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Setlist
01. Warrior (from "Alive")
02. Player (from "Alive")
03. Dreamer (from "Alive")
04. Seeker (from "Alive")
05. MOVE (from "Move")
--------
06. Voice (from "Voice")
07. Wanderer (from "Alive")
08. Margarita! (from "Move")
09. Firefly (from "Alive")
10. Alive (from "Alive")
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11. Spirit (from "Alive")

VA - 宇多田ヒカルのうた: 13組の音楽家による13の解釈について 

Artist: VA
Title: 宇多田ヒカルのうた: 13組の音楽家による13の解釈について
Label: Universal Music
Catalog#: TYCT-60055
Format: File
Released: 2014/12/09
今年2014年がデビュー15周年の年である宇多田ヒカルの楽曲のカヴァー集。
このアルバムに参加している13組は、"自らがソングライターとして第一線で活躍しているアーティスト" という宇多田ヒカル側の設定した条件に見合ったアーティストであり、また、選曲についても、宇多田ヒカル側から各アーティストに複数の候補曲を提示したうえでに決められたとのこと。すなわち、宇多田ヒカル側が作品の方向性を主導して制作されている。
ここで僕は、制作側を指す言葉として "宇多田ヒカル側" という呼び方をしたが、この中に宇多田ヒカル本人が含まれているかどうかはどうも定かではないし、多分含まれていないんじゃないかなぁ、という気がする。本人は活動を休止した2011年以降、ラジオ番組や、TwitterやInstagramといったSNSからの発信はあったものの、未だ "人間活動" 中である(まったく関係ないとは思うが、僕はこの "人間活動" という言葉に触れるにつけ、創価学会の "人間力" という言葉を連想していつも微妙な気持ちになってしまう。いや、まったく関係ないけどね)。

さて、僕はやはりこのアルバムを岡村靖幸目当てで聴いたわけです。宇多田ヒカルのデビュー曲である「Automatic」。ファンキーなベースラインが効いている、R&Bマナーに沿ったシンプルなトラックの上を、喘ぎのたうちまわるかのような岡村靖幸のヴォーカルがなんともハレンチ。
最新シングル『彼氏になって優しくなって』(過去記事)を聴いたときに、もしかして、と思ったことがどうやら現実味を帯びてきた。つまり、岡村靖幸の全キャリアを通した最大の全盛期が、間もなく訪れようとしているのでは…。

アルバムとしては、井上陽水、椎名林檎、岡村靖幸、浜崎あゆみという最初の4曲のクォリティがとんでもなく高止まりしているので、中盤以降の中だるみは致し方ないところだけれど、それでもなお前半4曲の余韻でもってアルバムの最後まで一気に聴かせるテンションを維持してくれている。
特に1曲目の井上陽水による「SAKURAドロップス」は、ベテランの余裕を感じさせるラテン・トロピカルな怪作に仕上がっている。この1曲が全部持っていってしまった。本当に恐ろしい男だよ、井上陽水は…。
あとは、浜崎あゆみに依頼した宇多田ヒカル側も攻めてるが、見事に引き受けた浜崎あゆみ側も全然守りに入ってないよなぁ、と。このふたりは、改めて書くまでもないけど、ともに全盛期と言える2000年代につねにチャートのトップをあらそっていた間柄ですよ。

全13曲を通して聴いてみると、当然のように、すべて自分の知ってる曲だった。宇多田ヒカルのアーティストとしての偉大さと、残したつめあとの大きさと深さ、そしてそんな彼女が現在のシーンに不在であることに気づいて、改めて愕然とした次第です。

宇多田ヒカルのうた -13組の音楽家による13の解釈について-宇多田ヒカルのうた -13組の音楽家による13の解釈について-
(2014/12/09)
V.A.、井上陽水 他

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First Love -15th Anniversary Edition- (期間限定生産盤)(DVD付)First Love -15th Anniversary Edition- (期間限定生産盤)(DVD付)
(2014/03/10)
宇多田ヒカル

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Tracklist
01. 井上陽水 - SAKURAドロップス
02. 椎名林檎 - Letters
03. 岡村靖幸 - Automatic
04. 浜崎あゆみ - Movin' on without you
05. ハナレグミ - Flavor Of Life
06. AI - FINAL DISTANCE
07. 吉井和哉 - Be My Last
08. LOVE PSYCHEDELICO - 光
09. 加藤ミリヤ - For You
10. 大橋トリオ - Stay Gold
11. tofubeats with BONNIE PINK - time will tell
12. KIRINJI - Keep Tryin'
13. Jimmy Jam & Terry Lewis feat. Peabo Bryson - Sanctuary

水曜日のカンパネラ - 私を鬼ヶ島に連れてって 

Artist: 水曜日のカンパネラ
Title: 私を鬼ヶ島に連れてって
Label: Tsubasa Records
Catalog#: TRNW-0070
Format: File
Released: 2014/10/29
水曜日のカンパネラは、"主演/歌唱" 担当のコムアイ、"作曲/編曲" 担当のケンモチヒデフミ、"それ以外" 担当のDir.Fの3名からなるグループ…なんだけど、ライヴ等で表舞台に立つのはコムアイひとり、というちょっと変則的な形態のバンドだ。
『私を鬼ヶ島に連れてって』は水曜日のカンパネラ4枚めのミニアルバム(ミニアルバムって言っても、毎作8〜9曲は入ってるんですけど)。僕は今までdemoシリーズのシングルCDを買ったりはしてたけど、アルバムを聴くのは本作が初めて。

水曜日のカンパネラ以前はソロでバレアリックなブレイクビーツをやっていたケンモチヒデフミが作るトラックは、叙情的なテックハウスが中心で、そこにコムアイのちょっと浮き足立った感じの不安定なラップが乗るというのが基本的なスタイル。コムアイに歌われる歌詞には80年代90年代サブカルチャーからの引用が多く、韻を踏む=ダジャレだと信じて疑わないかのような情報の羅列のほとんども、実はケンモチヒデフミの手によるものだ。
ケンモチヒデフミとDir.Fは30代前半、コムアイに至ってはまだ22歳という若さであることを知ると、歌詞のモチーフとなる80年代90年代サブカルが上手く記号化されていることにも納得できる。これは、90年代サブカルを引きずっている世代(僕も含めて)にはなかなか難しいものだ。

僕は、このアルバムが目下ヘヴィーローテイション状態で、何度も何度も繰り返し再生ボタンをクリックしてしまう中毒性にやられてしまっている。
繰り出される冗談だけみたいな詞と、それが乗るメロディの瞬発力、そしてコムアイのヴォーカルの個性。何度も何度も聴きたくなるし、そして何度も何度も口に出してみたくなる。そんなフレーズがかなりのハイテンポでポンポン投げつけられるのは本当に小気味いい。
それは例えば「千利休」の "へそで茶がwack インスタントグリーンティーPack" や "新茶摘まない つまらないやつに 用はない" だったり、「桃太郎」に登場するキラーフレーズ "き・び・だーん!きびきびだーん!" だったり "魂の16連射!" だったり、はたまた「ドラキュラ」の "血〜す〜たろか〜" に至るまで、だ。
(それはそうと、「ドラキュラ」のトラックがいちばんカンパネラ以前のケンモチヒデフミの作風っぽいよなぁ。単純にギターが入ってるからそう感じるだけかもしれないけど。)

つかみどころのない異質なものに対して強烈な興味を抱いてしまった、というのが現在の僕のこのグループに対する状況なのかな。水曜日のカンパネラもケンモチヒデフミも、過去作品は配信で聴くことができるので(CDは買うことができる店舗が限られていたりするので)、このアルバムを聴いてしまってからと言うもの、過去作品にも順番に当たっているところでありますよ。
そして今いちばんライヴを体験してみたいバンドでもあります。俺全力で "キッヴィッダーンッ!" 言うよ。

私を鬼ヶ島に連れてって私を鬼ヶ島に連れてって
(2014)
水曜日のカンパネラ

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Tracklist
01. 千利休
02. 桃太郎
03. エンゲル
04. チャイコフスキー interlude ラモス
05. インカ
06. デーメーテール
07. ジャンヌダルク
08. ドラキュラ

【ビール】 サントリー ザ・プレミアムモルツ 2014初摘みホップ 

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サントリーが誇るプレミアム価格帯ビールの超主力選手ザ・プレミアムモルツから、何と、初摘みホップをフィーチュアした季節限定商品が登場しました。
あれは忘れもしない先週のいつだったか(忘れとるやないの!←麺通団の田尾さんの黄金パターン)、「こ、こんなん美味いに決まっとるやないか…。」と独り言をいいながら朦朧とスーパーのバスケットにこのビールの6缶パックを放り込んでいる中年男性がいたら、それはたぶん私でした。
せっかく(?)なので、ビアフェスのグラスで飲んでみます。

先ず感じるのは鮮烈なホップの苦み。これは意外でした。最近のビール業界のモードを意識して、このビールもホップのフレッシュなさわやかさを全面に押し立てているとばかり思っていましたから。ホップの香りは、むしろ強烈な苦みの中からわき出してくるような、そんな印象。
いつだったかのリニュウアル後の、モルトのコクと甘みといった重さの部分が若干減退した現在のプレモルだからこそ、初摘みホップのテイストがプレモルの個性を崩すことなく両立し、シナジーを生み出している。
ボジョレにかぎらず新酒(ヌーヴォー)は新酒のうちにいただくのがマナーだと思います。ビールにも当然新酒の時期というものは存在するわけで、このビールはまさに今この時期にこそ飲むべきもの。奥さん、オススメです。

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【ビール】 サントリー 金麦 琥珀のくつろぎ 


クリアアサヒ(アサヒ)、のどごし生(キリン)に続いて、サントリーの主力第3のビールである金麦の季節限定ヴァリエーション商品が出ていたので飲んでみました。アートワーク(ジャケットデザイン)を見てもわかる通り、他社商品ですが琥珀ヱビスなんかを意識したと思われる "アンバーエールを模したラガー" 系の第3ビなんですね。
サントリーは以前からこのタイプの第3ビールをいくつか期間限定で出しています。また、第3ビールではなくて(酒税法上)本物のビールにはなりますが、昨年 "琥珀の寛ぎ"(過去記事)という、同じ名前のコンビニ限定商品も出していましたね。

グラスに注ぐと明るめの琥珀色。泡もほんのりと色づいていてウマそう。
飲んでみる。ロースト麦芽による甘みがしっかりと出ている。カラメル色素といった着色料を使ってないのもポイント高いです。
また、第3ビなのでどうしても軽めのフィニッシュになりがちなところ、アルコール度数を少し高くして、アルコール感のある甘みによる余韻を生み出している。

かなり良く考えられた "アンバーエールを模したラガー" 系第3のビールではないかと思います。お好きな方は是非。

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【ビール】 キリン 冬のどごし 華やぐコク 


のどごし生は、これまでもいくつかのヴァリエーションを期間限定商品としてリリースしてきた、キリンの主力第3のビールなんですが、今回の "冬のどごし 華やぐコク" は、発売された時期とパッケージのデザインから、これまた初摘みのホップを使用した商品なのかと思いきや、特にそんなコンセプトはないらしく、クリスマスシーズンに合わせた華やかなコクのアルコール6パーセントの第3ビなのだそうです。まぎらわしい。せめて缶に描かれたホップのイラストはおやめなさい。

グラスに注ぐと、みるみる消えていく泡。あ、こーゆー昔の安い第3ビにありがちだった雑な泡ってひさしぶりだ。
飲んでみても、特に華やかさもコクも感じることはなく。
ただ、特別まずいわけでもないので、飲もうと思ったらいくらでもいけます。と思います。たぶん。
キリンはこんな商品でお茶を濁さずに、スパークリングホップを復活させてよー。

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【ビール】 アサヒ クリアアサヒ 摘みたてホップ 

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このところ、毎年11月くらいから、初摘みのホップを使用した季節商品のビールもしくはビール系飲料の発売が増えてきているように思います。ホップの持つ苦味の面ではなく、さわやかな甘い香りの魅力にフィーチュアしたビールの美味しさが少しずつ一般消費者にも認知が広がり、商品の需要が掘り起こされているのかもしれません。まことによろこばしいかぎりです。

今年はアサヒの主力第3ビールであるクリアアサヒも、ホップに寄ったヴァリエーションをリリースしてきました。
正直クリアアサヒはその名の通りクリア過ぎてあまり好きくないのだが、ホッピーなビール好きとしてはやはり試してみなくてはなりません、という共有知の発展に対する義務感少々で飲んでみます。いただきます。

アッ、さわやかなみずみずしさが鼻孔を抜け、スウィートな心地良さがのどの奥を滑るううう。
これ、かつてのキリンの傑作第3ビ、スパークリングホップに匹敵する美味さなんじゃないだろうか。めちゃくちゃ俺の好み。
クリアアサヒは好きくないとか書いてしまってスイマセンでした。商品の性質上、通年販売ではなく季節限定なのは仕方がないにしても、コレ毎年出してくれないかなぁ。奥さん、オススメです。

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