【ビール】 クラフト ラベル 爽やかに香る小麦のエール 


クラフト ラベル "爽やかに香る小麦のエール" は、今年の9月に、サッポロビールの100パーセント子会社であるジャパンプレミアムブリューが発売したエール(上面発酵の)ビール。

厳選した小麦麦芽による爽やかな味わいとフレーバーホップによるシトラスの香り。軽やかな飲み口でこころ和むビールです。
クラフト ラベル 公式サイトより)

とのことです。いただきます。
小麦麦芽由来のバナナのようなアンニュイな甘みも、ホップ・フレーヴァーのきらめくダイヤモンドダストの爽やかさとからみあって天にも昇るような極上の…うん、まあいいや。
個人的には柑橘香るペールエール(過去記事)よりも好きかもです。

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【ビール】 クラフト ラベル 柑橘香るペールエール 

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クラフト ラベル "柑橘香るペールエール" は、今年の3月に、サッポロビールの100パーセント子会社であるジャパンプレミアムブリューが発売したエール(上面発酵の)ビール。

ポラリス&シトラ、2種類のフレーバーホップが織りなす柑橘の香りと、個性的なのに飲み飽きない味わい。
飲んだらちょっと前向きになれる、ハレやかなビールです。

クラフト ラベル 公式サイトより)

とのことです。いただきます。
僕がペールエールを飲むときにいつも期待する、喉に浸透する、クリスタルのような、もしくはキャンディーのような、透明感のある麦芽の深みのある味はそのままに、その名の通り柑橘系の香りが華やかなビールとなっている。
これは良いペールエールだ…!

大手メーカーが作るクラフトビール、この流れはたぶん今後も続きそうなので注目していきたい。

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Grateful Beer Live Festival '15 @ CCO名村造船所跡地 2015/09/06 

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GRATEFUL BEER LIVE FESTIVAL'15

さる9月5日・6日の2日間、大阪クリエイティブセンター(名村造船所跡地)にて、ベルギービールとテクノのイベント "Grateful Beer Live Festival" が行われた。
ビールとテクノ? それ俺のことでしょ? と若干の義務感も持ちつつ、喜び勇んで2日目に遊びに行ったビールブロガーである。
正直なところ、ビールブロガーはベルギービールはそれほど詳しくないのだが、当日は樽生20種類を含む計35種類のベルギービールが適正価格(Sサイズ400円・Mサイズ600円)で楽しめるということもあり、ビールブロガーは頬と財布の紐が同時にゆるみっぱなしであった(実際にはビールブロガーの持っている財布には紐などついていないが、これも文章をスムーズに展開させるためのレトリックである。だいたい今どき紐のついてる財布を持ってるひとなどビールブロガーは見たことがない)。
なお、本記事では一人称を "ビールブロガー" で押し通して最後まで書くつもりであったが、早くもうっとおしくなったので以下普通に戻すこととする。

さて、メインステージの入口付近では、森本晃司氏によるライブ・ペインティングが行われていた。前日には、氏がMVを監督したケンイシイのクラシック「Extra」をケンイシイ自身がDJでプレイし、氏もステージに登壇するという、90年代ジャパニーズ・テクノ・ファン感涙の場面が見られたという。



メインステージでは、元スーパーカー・現LAMAのナカコーによるソロ・プロジェクト、Nyantoraのライヴがスタートというタイミング。
音楽的にはドローンやアンビエントの体裁を借りたエレクトロニックなダブという印象で、ドープであったりときにはEであったりと、意識を跳ばされるめくるめく音像に圧倒された。



メインステージ、続いてはmergrimのライヴ。今回はTMGcoresetという、サックス、キーボード、ドラムを加えた4人編成のバンドセット。ジャズやフュージョン色を前面に出したテクノ、ハウス、エレクトロ、ドラムンベースといった音楽性は見ていても楽しく、また自然とカラダが動いた。

ところでこの間飲んだビールは、初陣(ホワイト・ビール)、パウエルクワック(アンバー・ビール)、ホップフロード(アンバー・ビール)、ルルエスティバル(セゾン・ビール)、セゾンドッティニー(セゾン・ビール)…あと何飲んだっけか。なるべくヴァリエーション豊かに選んだつもりだったが、こうしてまとめて見るとずいぶん偏ってる。



メインステージに戻り、Logic System+齋藤久師のライヴ。説明するまでもなく、Logic Systemはテクノ・レジェンド、松武秀樹によるプロジェクトだ。
過去の映像でしか見ることのなかった、いわゆる "タンス" のヴィジュアルにアガりつつも、奏でられる音は非常にモダンなエレクトロニック・ダンスミュージックであることに驚き。終盤、ファンサービス的にレトロなテクノポップ風の楽曲も演奏していたが(会場に詰めかけたイエロー・マジックおじさんたちはきっと大喜びだったことだろう)。
あと、これはLogic Systemを観て感じたことではないけれど、どれだけ実験的で前衛的な電子音やノイズであっても、ビートさえあれば一瞬にして共同体の音楽になることを改めて感じた。ダンスビートはかくも偉大なり。



続くメインステージのトリを務めたのは石野卓球。僕が卓球先生のDJを聴くのは、じつに2年10ヶ月ぶり。
オーバーアクションなポージング(?)と手数の多いEQでフロアを煽りつつ、序盤はハウスやニューディスコっぽい感じのトラックものからスタート。シカゴ・アシッドハウスのクラシックを連発して大喜びしていたかと思えば、いつの間にか僕はディスコやハイエナジーで無心に踊りまくっていて、ベルリン・ミニマルやハードコアテクノ・クラシックで突如サディスティックに鞭を振るわれたかと思いきや、再びアシッド地獄という、知らない間にいろんなところに連れて行かれるような変幻自在のDJプレイ。本当に楽しかったなぁ。
ちなみにアンコール前のラスト曲は自身の「Chieko's Acid Experience」(邦題は「松本ちえこのアシッド健康法」笑)。卓球先生、自分のトラックをDJでかけるって、実は珍しいよねえ?

Grateful Beer Live Festival、ビールのラインナップも会場の雰囲気も、控えめに言っても最高だった(DJ/ライヴアクトのラインナップはもっと冒険してもいいかも)。来年の開催も切に希望する次第であります。

【ビール】 サントリー クラフトマンズビア 清麗の琥珀 


サントリーがイオン限定で始めたクラフトマンズビア・シリーズ、まさかの第5弾は清麗の琥珀(過去記事:第1弾貴富の薫り第4弾緋色の芳醸)。
このクラフトマンズビア・シリーズは、同じくサントリーのクラフトセレクト・シリーズにその役割をバトンタッチして、もう新作が出ることはないのだろうと勝手に考えていたのですが…いやぁ、うれしい誤算でした。

この清麗の琥珀はデュンケルを参考に醸造されたとのこと。クラフトセレクト・シリーズは、必ずこの "参考に" という単語を説明文にまぎれこませてきますね。今回の場合、例えばミュンヘン・モルトを使っていないとか、そういうことなんだろうか。そのあたりの真相はよくわかりませんが、いただきます。

色は赤みがかった暗褐色。濃色麦芽の甘みをじゅうぶんに感じるが、香ばしさはなくスッキリとしている。製法はともかく、味覚に関してはデュンケルの基本に忠実に作られているという好印象を持ちました。

【ビール】 サントリー ザ・プレミアム・モルツ 芳醇エール 


サントリーのプレモルより、数量限定の季節商品、芳醇エール。

日本の大手メーカーは、いつの頃からか、秋になると琥珀色のビールを濫造するようになって、しかもそのほとんどがパッケージだけの雰囲気モノになってしまっていて。なので僕は基本的に秋なんちゃらいう名前のビールはここ数年買ってません。blogのネタにもしません。
でも、プレモルのバリエーションならやっぱ買っちゃうよね~。だよね~。

え…と。青プレモルこと香るプレミアム(過去記事)と同じくエール(上面発酵)ということで、青プレモルと共通のフルーティーな香りがある。さらにそこに、数種類の濃色麦芽のローストした甘みと香ばしさが加わり、季節感のある深みのある味わいが楽しい。
個人的には、青プレモルのほうがよっぽど個性と思想があるので好みではあるけどね。

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909state - DB06 EP 

Artist: 909state
Title: DB06 EP
Label: DESTRUCTION BABY
Catalog#: DB​-​006
Format: File
Released: 2015/08/18
909stateのプライベート・レーベルDESTRUCTION BABYの006番(あれ、005番は欠番なんですかね?)。

今回のアートワークは、ライヴ会場で先行販売されたCD-R盤の写真なのだと思うけど、パッケージ商品ではなく配信で供される作品のアートワークに、パッケージ商品に使用した画像等のオリジナル・データをそのまま使うのではなく、こうしてメタ化した写真を使うのって、Hardfloorのこれ(過去記事)なんかもそうだったけど、配信作品のジャケ写としては個人的にかなり好み。

EPの内容は、909さんの非アシッド路線のうち、デトロイトとミニマル(エレクトロニック)にフォーカスした4トラックス。アシッド路線に関しては、今はAcidWorxという母艦があるから、という切り分けなのだろうたぶん。

これまで、彼の作るデトロイティッシュなテクノは、デトロイト直参というよりは、90年代にピュア・テクノとかインテリジェント・テクノとか呼ばれた、デトロイトから影響を受けつつヨーロピアンな叙情性を打ち出したタイプの音楽に近いような気がしていて、そのあたりは日本人的だなぁと感じるところでもあったのだけれど…。
本作、特にトラック1の「russ」とトラック2の「CC」に関しては、1992年あたりのTransmatの未発表音源が発掘されたのかと思うようなアーリー・デトロイト感が非常によく出ていて、これまでのイメージとはまたちょっと違った音に驚いた。
曲のタイトルにヒントが隠されているっぽいけど、ここでは深くツッコむのはやめておこう。そういった先入観なしに聴いたほうが絶対楽しい。

あと、僕は彼のデトロイト+アシッドな作風のトラックも大好物なので、ぼちぼちそんなキラーチューンも聴きたいと思っておりますよ。



Tracklist
01. russ
02. CC
03. ring ring
04. fabry

Venetian Snares - Your Face 

Artist: Venetian Snares
Title: Your Face
Label: Planet Mu
Catalog#: ZIQ367
Format: File
Released: 2015/07/24
前回の続き)で、2つめがこれ。

ジャケはちょっとグロいですけどね。僕らの世代だとおそらく誰しもがトラウマになっているであろう、いわゆる "蓮コラ" をついつい思い出してしまいます。
90年代からブレイクコア系のアーティストとして活動するVenetian SnaresことAaron Funkによる7曲入りEP(ミニアルバム?)。

音的には、有り体に言えばAphex Twinチルドレンのひとりといった感じの、牧歌的なのか悪意があるのかよくわからないような無邪気なメロディーと、複雑にチョップされ、エディットされた超高速ブレイクビーツのアンサンブル。さすがブレイクコアのひと、そこに若干のガバ臭をかもし出しているところが個人的な好み。
昨年のAphex Twinの新譜にもFlying Lotusの新譜にもイマイチのめり込めなかった僕ですが、本作のレイヴ・ミュージックとベース・ミュージックをつなぎ合わせるような意識的あるいは無意識的な動きには興奮をおぼえます。



Tracklist
01. Your Face When I Finally
02. Former Eagle
03. Red Orange 2
04. Become Magic Dolphins
05. Stockpiles Of Sentiment
06. Misericordial
07. Your Face When I Finally (Glass Version)