【ビール】 サッポロ 麦とホップ The gold 絹のコク 


サッポロの麦とホップ The gold(過去記事)に、小麦麦芽を一部使用した期間限定ヴァリエーションが登場しました。

従来の「麦とホップ The gold」の厳選素材はそのままに、小麦麦芽を一部使用することで絹のような柔らかい口当たりを実現し、少し高めのアルコール分6%で冬だけのコクをお楽しみいただけます。
ニュースリリース

小麦麦芽を使用ということで、ヴァイツェン寄りの商品であることが期待できます。いただきます。
うむ、まさしくバナーナーな、フルーティーでねっとりとした香りと甘みが楽しめます。
ビール系飲料のレギュラー商品のヴァリエーションを考えるうえで、ヴァイツェンに寄せるのって定石であり鉄板だとは思いますが、とてもありがたい動きでもあります。
この商品は、同じサッポロのシルクヱビスの第3のビール版だとも言えますね。

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水曜日のカンパネラ ワンマンライブツアー ジパング @ umeda AKASO 2015/11/27 


僕にとっては1月半振り、通算6回目の水曜日のカンパネラのライヴは、ニューアルバム『ジパング』(過去記事)の名前を冠した、全国7ヶ所を巡るワンマンツアーの大阪公演。会場のumeda AKASOって知らないなぁとか思ってたら、実は元バナナホールのことでした(笑)。

会場のキャパ700に対して、僕の前売券の整理番号は643番。今回は前の方で観るのはあきらめて、ライヴ会場全体の雰囲気を楽しもうと、僕の心は初めから決まっていました。はっきり言って余裕シャクシャクシャクシャインだったわけですが、ま、その理由は来月あたりにあきらかになるでしょう(笑)。
そもそも今回のチケット、2度あった先行予約のいずれも抽選ではずれてしまい、一般発売でほうほうの体で取ったのである。水カンのライヴチケット、いつの間にかプラチナ化しとる。チケット取れただけでもonの字なのである。

入場すると、ステージのスクリーンに物販の紹介映像が流れ、時折たどたどしい影ナレが注意事項等を読み上げる(その正体は水カンの裏方その1ケンモチヒデフミ氏であった)。
開演時間を15分ほど押して、スクリーンに黄金のピラミッドの映像が現れた。

ステージ上手から登場したコムアイさんは、軽やかな振付とともに日清カレーメシとのコラボ曲「ラー」を歌う。トラックのベースがめっちゃ出ていて気持ちがいい。
「ラー」からノンストップで「シャクシャイン」へ。このつなぎ、今後定番化するか!?

"いー湯っだーね" "いー湯だね!" のコールの練習を始めるも、すでに全員がマスターしているのを目の当たりにして「みんなすぐに出来て面白くない…。」などと理不尽な悪態をつくコムアイさん。「ディアブロ」の低音の鳴り、最強でした。
「ディアブロ」から「桃太郎」へとノンストップで、こちらはもはや鉄板のつなぎだ。「ディアブロ」を演ったら次は「桃太郎」を期待しているファンも多いことだろう。

水カンクラシックのコーナー(そんなコーナーはないが)は、今回のツアーでは1stアルバム『クロールと逆上がり』(過去記事)に収録の「マルコ・ポーロ」を演るようだ。
僕は今年1月のツアー(過去記事)でもこの曲を聴いている(ハズだ)が、CDとくらべるとコムアイさんの歌唱力の著しい進歩が明らかだ。歌い終わった後にコムアイさんは「はぁ…いい歌だなぁ…。」とため息をついておられました。

「ライト兄弟」「ツイッギー」「ウランちゃん」と、『ジパング』楽曲が続く。
「ツイッギー」のアウトロがCDとは違うヴァージョンで、どんどんBPMが上がっていくので、このまま「ウランちゃん」につながるのかと思ったら、いったん音が止まって、普通に「ウランちゃん」がアタマから始まった。
個人的にライヴハウスで聴く「ウランちゃん」にはすごく期待していたんだけれど、もうベースがブンブン出まくっていましたね。クラブ慣れしていない子なんかは気分が悪くなるんじゃないかと心配してしまうくらいに。ジューク/フットワークという意味では、もう少しスネアを強調したほうが良さそうなものだけど、特定のジャンルの音やマナーに寄り過ぎないところが水カンの良いところなのかもしれない。

MC。今朝梅田の銭湯に行ったら入れ歯が置いてあって、それが気になって髪を乾かすのにもたついていたら脱衣場のテレビでヤフオクのCMが流れた、初めて自分が出演したCMをテレビで観た、前回のCMは結局一度もテレビで見ることがなかった、という話をされていました。
僕も前回のCMは一度もテレビで観たことがないままだったんですよね(今回の新しいCMはマツコ・デラックスの『夜の街を徘徊する』の録画を見ていたらたまたま録れていたので観ることが出来た)。

「ユタ」では、僕は前回のツアーではかなわなかったゆらゆらと踊ることが出来て、とても気持ちが良かった。「ユタ」はオオルタイチが作っただけあって、クラブ寄りなのが良いすね。実は「ナポレオン」よりもクラブ寄りの音かもしれない。

MC。「メデューサ」のMVでコムアイさんが来ている黄色のワンピースは、コムアイさんがアメ村の古着屋で買ったヴェルサーチのワンピースで、ヴェルサーチのロゴがメデューサになってるからぜひともこの服を着たかった、でもTwitterとかを見ててもそのことに気づいてるひとはいないっぽい、ヴェルサーチと中国頂上の古着を見つけたら画像を送ってほしい、とのこと。

その「メデューサ」では、天井からするすると降りてきたMVに登場するシャンデリアをかついだコムアイさんが、フロアに降りて縦横無尽に動きながら歌う。「ナポレオン」ではシャンデリアを赤い傘に持ち替えて、フロア後方のバーカンの天上に登って歌った。
ステージに戻り、先週行われたツアー初演の赤坂ブリッツでは演らなかった「ミツコ」のイントロが流れる。さすがにライヴで盛り上がる曲で僕も大好きなんだけど、トラックの鳴りについて言えば、『ジパング』の楽曲と比べて明らかに貧弱に聴こえるところに水カンの進化を見た。

次中国コーナーに入るんですけど「猪八戒」と「小野妹子」どっち先に演って欲しいですか?、と観客のひとりを指名して答えさせるコムアイさん。結果、「猪八戒」を先に演ることに。よりにもよって、準備に時間がかかる方を、とコムアイさんはここでも理不尽な悪態を見せた。
「猪八戒」ではコムアイさんは豚のマスクを被り、その左右には沙悟浄と三蔵法師も登場。その動きは、何故か「ディアブロ」のMVに出てくるお面の町娘のようであった。
続く「小野妹子」では、山田孝之になったつもりで踊って、と檄(?)を飛ばす。

最後の曲です、の言葉とともに、コムアイさんがヤフオクで落札した巨大な招き猫のバルーンをフロアに放ち、ライヴのラストを締めくくる定番曲である「ドラキュラ」をみんなで大合唱。大団円とともにライヴは終了した。客電がつき、スクリーンにはコムザルと "またね" の文字(これ、前回の大阪のツアー(過去記事)では見られなかったのだった)。ケンモチさんのたどたどしい影ナレが客出しを始める。鳴り止まないアンコールの手拍子。水カンは基本的にアンコールはやらないが…。

果たして、ステージ上に再び現れたコムアイさん。
先週の赤坂ブリッツでMacBookの音が止まるトラブルがあったので、今日のライヴから新しいMacBookを使っている、先週まで使っていたMacBookは高校の卒論を書くのにも使っていたので6年使った、新しいMacBookになって軽くなったのでライヴのための持ち歩きが楽になった、等々。
MacBookが新しいのでまだ今日演った曲しか入っていないが、もう1曲だけ何がいいかを観客に聞くと「ラー」の声が上がったので、もう一度「ラー」を演ることに。"ラー!" と "GO!" の振り付けの練習をして、二度目の「ラー」。大いに盛り上がりました。

実質100分ほどのライヴ。終演後の物販ブースでのサイン会等がないのは、ライヴの規模が大きくなればそうなるのは必然だと思うし、時間的な短さを補ってなお余りある、全力疾走で内容の濃いライヴでした。僕は未だに水カンのライヴの魅力をロジカルに説明できないでいるのだが、あの純度の高い楽しさ、ほんとなんなんだろうな…。

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水曜日のカンパネラ ワンマンライブツアー ジパング @ umeda AKASO 2015/11/27 セットリスト
01. ラー
02. シャクシャイン
03. ディアブロ
04. 桃太郎
05. マルコ・ポーロ
06. ライト兄弟
07. ツイッギー
08. ウランちゃん
09. ユタ
10. メデューサ
11. ナポレオン
12. ミツコ
13. 猪八戒
14. 小野妹子
15. ドラキュラ
16. (アンコール) ラー

AceMo - REDSHIFT 

Artist: AceMo
Title: REDSHIFT
Label: bootleg tapes
Catalog#:
Format: File
Released: 2015/10/27
最近はこういうの聴いてますよってのをひとつ。

ニューヨークのカセットテープ・レーベルbootleg tapesから、同じくニューヨークのプロデューサーと思われるAceMoの2nd。
アルバムとしては大まかに、ポスト・フットワークとでも言うべきビート感覚を持つゲットーで密室的な熱量のアルバム前半部分と、トラップ、ハウス、エレクトロなどのごった煮が次々と繰り出されるエレクトリックで開放的な熱量のアルバム後半部分、という対比ができるかもしれない。
そして共通しているのは機能的で下腹部にクるベースで、彼の音楽が正真正銘のベース・ミュージックであることを如実に物語っている。

いろいろやってるけど器用貧乏になっていないところも良いですね。



Tracklist
01. ArpRoom
02. This Hype
03. Bust That New
04. Water Money
05. Listen/Fuck the Weed
06. Million Dimes
07. Gi Gi Bla Bla Bla
08. Swingset:In It (Constant Work)
09. NBA
10. Future Type
11. Trip
12. Stop Frontin'

【ビール】 キリン 一番搾り とれたてホップ2015 


皆さん、今年もキリン一番搾りとれたてホップが発売されましたゾ。
キリン一番搾りとれたてホップは、毎年10〜11月頃に発売される、遠野産の収穫したてのホップをただちに凍結して用いた、キリン一番搾りのヴァリエーション商品。レギュラー商品である通常の一番搾りも、他の大手国産メーカーのビールと比べるとホップの香りが特徴的なピルスナーではありますが、この一番搾りとれたてホップの持つ、みずみずしくフローラルなホップの香りはもはや別格。一番搾りとれたてホップが発売されるこの時期を、毎年心待ちにしているのです。

一番搾りとれたてホップは毎年発売されるものの、その味は年によって微妙に違っているように感じます。
今年の一番搾りとれたてホップは、ホップの香りの鮮烈さとともに、風味には重厚感があり、従来の "軽さの中にも香りが仁王" 路線よりも(電気ファンはここツッコむとこな)、いくばくかの高級感さえただよう仕上がりになっているのが特徴です。
一番搾りならではの透明感にプラスされた、ホップのさわやかな香りと風味。今年の一番搾りとれたてホップも美味いです。
そんな今年の一番搾りとれたてホップは今しか買えません。悪いことは言わない、お店で見かけたら買い占めるべし。

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水曜日のカンパネラ - ジパング 

Artist: 水曜日のカンパネラ
Title: ジパング
Label: Tsubasa Records
Catalog#: TRNW-0150
Format: CD
Released: 2015/11/11
しょっぱなから陳腐な表現で恐縮だが、水曜日のカンパネラ(以下 "水カン")にとって、2015年はまぎれもなく飛躍の年だった。
きっかけはヤフオク!のTVCMへの抜擢だったのかもしれないが、それを下支えしたのは2014年10月に出た4thミニアルバム『私を鬼ヶ島に連れてって』(過去記事)のロングセラーと、収録曲「桃太郎」のMVのYouTube再生回数の衰えない伸びだろう。
今や地上波のTVでもその姿を見ることが珍しくなくなった水カンの5枚目のミニアルバム『ジパング』は、これまでと同じくつばさレコーズから。このタイミングでメジャーに行かなかったのははっきり言って意外だった。

本作では、水カンを取り巻く環境の大きな変化とともに、音楽的にも大きな変化が見て取れる。テクノ、トランス、ドラムンベースといった90年代に生まれたクラブミュージックを基調としたトラックに、ガットギター、ピアノ、パーカッションが組み合わされるいわゆるケンモチサウンドは、思ってもみなかった跳躍とともに、フューチャーベース、ジャージークラブ、ジュークといったテン年代のクラブミュージックのモードを基調としたサウンドに軽やかにアップデートされた。
(このことは先月ミナホ(過去記事)でお会いしたケンモチさんに「ずいぶんと音が "若く" なりましたね。」という表現で感想を直接伝えたことがある。まだ「西玉夫」のMVが公開されてすぐの時期だった。このときにいくつか聞かせていただいた貴重なアルバム制作の裏話は僕の胸にしまってある。その後のインタビュー等で表に出てる内容もあるけど、ひとつだけここに書いてしまうと、このとき、その日ライヴで演った「ラー」の話題からジャージークラブのいわゆるキコキコ音の話をされていました。ケンモチさんの耳の早さに舌を巻いた。)
これには、例えば "主演女優が売れ始めるにつれ演出にも口を挟むようになる" ように、水カンのサウンド・コンセプトに積極的に関わるようになったコムアイさんの影響も大きそうだ。
また、そのコムアイさんのヴォーカルも、以前のような不安定さやおぼつかなさ(そこも魅力のひとつではあったのだけれども)は後ろに下がり、彼女ならではの透明感のある伸びやかさと滑らかさを自らのものにしている。
一見相反するように見える変化と円熟、そしてファンの期待と熱狂のピーク。歴史的名盤ってこういう条件のときにこそ生まれるものだ。

アルバム『ジパング』の世界は、北海道を出発し(「シャクシャイン」)、中国(「猪八戒」)、ギリシャ(「メデューサ」)、エジプト(「ラー」)を経て、1960年代のイギリス(「ツイッギー」)、さらには "21世紀の未来"(「ウランちゃん」)、1900年代のアメリカ(「ライト兄弟」)と、矢継ぎ早に繰り返される場所も時間も超越しためくるめく旅(トリップ)なのだと僕には感じられる。その後も舞台は7世紀の中国へと戻り(「小野妹子」)、世界各地の雄大な川々を流れ流れて日本の多摩川に辿り着いた(帰還した)ところで(「西玉夫」)、この壮大な物語はいったん幕を閉じるのだが…。
ラストの曲に「マッチ売りの少女」が配されたことはとても示唆に富んでいる。つまり、このアルバムを通して描かれ体験した、場所も時間も超越した色彩豊かなめくるめくトリップは、すべてマッチの炎の中に映る幻のようなものだったのではないか。この無常と突き放され感が、この曲のレゲトンの明るいビートとサックスのメロウな音色によってひときわ強く感じられる。
しかし、儚むことは何もない。もう一度CDプレイヤーの再生ボタンを押せば、ほら、またいつでも同じ旅に出ることができるのだから…。

ここで再び『ジパング』の旅を夢見るのも良いし、あるいはさらに外の世界の広大な音楽の大海原に足を踏み出してみても良い。その際のヒントはすでにこのアルバムの中に隠されているし、そうやって自らの経験値を高めて再び『ジパング』の世界に戻ってきたときには、このアルバムはそれまで以上に、そしてまた新たな輝きを放っていることだろう。



Tracklist
01. シャクシャイン
02. 猪八戒
03. メデューサ
04. ラー
05. ツイッギー
06. ウランちゃん
07. ライト兄弟
08. 小野妹子
09. 西玉夫
10. マッチ売りの少女

【ビール】 サントリー オールフリー スパークリングホップ 


サントリー オールフリーは、アルコールゼロ、カロリーゼロ、糖質ゼロ、プリン体ゼロのビール風ノンアルコール飲料で、基本的に僕には縁のない(?)モノなんだけど、このスピンオフ商品はスパークリングホップという名前に惹かれて買ってしまいました。

「オールフリー」ならではのすっきりとしたビール味を活かしつつ、シャンパンを思わせるフルーティで華やかな香りを感じられる中味に仕上げました。パッケージは、「オールフリー」のスタイリッシュなデザインを踏襲しながら、キラキラと輝くゴールドを基調にすることで華やかさを表現しました。
サントリー オールフリー スパークリングホップ 商品情報

ところで皆さんは、かつてキリン スパークリングホップという傑作第3のビールが存在したことを覚えておられるでしょうか(過去記事)。今は亡きブランド名とはいえ、他社の商品名をそのまま流用してるの大丈夫なんサントリーさん?

グラスに注ぐと、おお、泡立ちが悪い。そしてみるみる消えていく。そうそう、ノンアルコールビールってこんなんだったと思い出した。
飲んでみると、たしかにホッピーなフルーティで華やかな香りは感じられるが、ん甘〜い、ジュースみたい。これは香料と甘味料の勝利。
まぁやっぱり休肝日にビールっぽさを求めてこういうものを飲んでしまうと不完全燃焼も甚だしく、身悶えるハメになることうけ合いだが、ホップ感はきっちりと出ているのでどうにも悪い気はしない(笑)。

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これから水曜日のカンパネラ『ジパング』を聴く僕とあなたへ 

水曜日のカンパネラの5thミニアルバム『ジパング』がいよいよ、いよいよ、いよいよ、発売となりました。
パネラーの皆さんはすでに何度も聴きこんでいることと思いますが、ここでは、何故かまだCD盤が手元に届かない僕みたいなひとや(注:ダウンロード版で聴いてます)、水曜日のカンパネラちょっと興味あるってひとのために、『ジパング』の予習編として、『ジパング』収録曲のミュージックヴィデオを公開順に紹介したいと思います。
というわけで、僕のblogではめったとやらない "YouTube貼り付け系" エントリです。

水曜日のカンパネラ - シャクシャイン



(藤代雄一朗監督・2015/06/19)

まずはアルバムの1曲目をかざる「シャクシャイン」。もともとは100円シングルCD『demo6』(過去記事)として2015年4月に発売されたもの。パーカッションのみでひっぱるトラックの序盤からかっこいいが、この構造は『私を鬼ヶ島に連れてって』(過去記事)収録の「ジャンヌダルク」とも共通する。
札幌で撮影された映像の美しさは藤代雄一朗監督ならでは。個人的に、この5月に札幌に行ったばかりであったこともあり、何度も観返してしまう非常に好きなMVです。

水曜日のカンパネラ - ツイッギー



(田向潤監督・2015/05/28)

これはMVではないですが、水曜日のカンパネラがヤフオク!のTVCMに抜擢されて制作されたFuture Bass系の楽曲に初めて挑戦したもの。こちらも100円CD『demo7』(過去記事)として販売されました。そしてこのCM出演が、間違いなく水カンの知名度を一気に一般層にまで押し上げ、これ以後地上波のTV番組への露出がみるみる増えたという意味でも、水カン史上非常に重要な1曲。

水曜日のカンパネラ - 西玉夫



(藤代雄一朗監督・2015/10/07)

ここからがアルバム収録の新曲として次々と公開されたMVになります(← "なります" の間違った使い方)。
このMVはCASIOがスポンサーとなっており、劇中にはXW-PD1が登場する。トラックは、「ツイッギー」で挑戦したFuture Bass路線がさらに推し進められている。

水曜日のカンパネラ - メデューサ



(山田智和監督・2015/10/16)

Future Bass meets House/Disco!
この曲を初めて聞いたときはほんとに驚いた。この曲で水カンは新たな地平を開いたと確信した。とてもキャッチーでシャレオツなディスコ・ハウスなのに、使われてる音色がFuture Bass系っていう。この曲を聴いて、『ジパング』が俄然楽しみになった。
劇中ではZAZEN BOYSの吉田一郎と共演。水カンは吉田一郎のソロプロジェクト吉田一郎不可触世界と12月にツーマンをやりますね。僕はチケット取れました。楽しみです。
ちなみにこの曲は今年のシブカル祭のテーマとなっており、このMVもPARCOとのコラボ。

水曜日のカンパネラ - ラー



(児玉裕一監督・2015/10/21)

Jersey Club meets Hardcore/Rave!
日清カレーメシとのコラボで、エジプトの太陽神をモチーフにしたカレーの歌。このMVを作るのに、ものすごい予算をつぎ込まれたとかなんとか。
すでにライヴでも何度も披露されている新生水カンのキラーチューン。

水曜日のカンパネラ - 小野妹子



(中澤太監督・2015/11/02)

水カンの熱烈なファンである山田孝之が友情出演していることで話題の、いまのところ最新MV。

さて、このあとは、アルバム『ジパング』の全貌に迫ります。乞うご期待!(その前にビールのエントリをはさむかもしれませんが・笑)

【ビール】 アサヒ 2015株主様限定プレミアムビール 


今年のアサヒグループホールディングスの株主優待限定ビール。

本年の株主様限定プレミアムビールは、これまで培ってきたアサヒビール社の製造技術を活かした「麦芽あじわい仕込」を採用。“飲みごたえ”を感じる主要要素をすべて最高レベル※に引き上げたアルコール度数7%の麦芽100%ビールです。缶350ml1本で満足できる充実の味わいを株主の皆様だけにお届けいたします。【非売品】
※黒ビールを除き、アサヒビール社が製造・通年販売している「生ビール(非熱処理)」比較において

(アサヒグループホールディングス 株主優待制度について

具体的なビアスタイルは不明ですが、濃い目のラガーということでしょうか。これは寒くなってから飲んだほうが良さそうだという判断のもと、11月まで大事に寝かしておりました。
で、飲んだ感想。モルティーなコクとふくよかな甘さがぶわっと口の中に広がり、糖度の高さも相まって、とても幸せな気持ちになります。
ABVの高さにもかかわらずダイアセチル感はなく、また、例年のアサヒの株主ビールに見られたスーパードライ感もないので、深みがありながらも飲みやすいビールに仕上がっている。
このテイストは今後のレギュラー商品にぜひとも反映していただきたいところですね。

OHH_CHANOMA #2 @ SOCORE FACTORY 2015/11/06 


SOCORE FACTORY presents OHH_CHANOMA #2

南堀江のSOCORE FACTORYが送る、OL Killerを招聘するイヴェントOHH_CHANOMAの第2回が、およそ1年ぶりに開催された(第1回に遊びに行った記事はこちら)。
前日には岡村靖幸は "2015 FALL~WINTER TOUR『愛の意味』" の大阪公演@フェスティバルホールを行っており、その翌日というタイミングでの今回の興行である。今まではツアーの前日にOL Killerの興行を行うケースが多かったように思うが、ツアー本編のコンディションへの影響を考えれば今回のようにツアーの翌日に、岡村靖幸にとっては余技みたいなものであるOL Killerのスケジュールを入れるほうが理にかなっていると言えよう。
ちなみに、僕は前日のツアーには不参加でした。岡村靖幸のライヴはスタンディングで観たいので。

僕が入店してビールを手に友だちと合流したときは、すでに3組目のDJであるオカダダがプレイ中。metomeとCrock Hazard(ともにライヴ)も楽しみにしていたんだけれど残念ながら観れなかったな(…というようなことは実は後にわかったのだが)。
この日のオカダダは、テクノとハウスとディープなEDMのちょうど中間地帯を行き来するかのような絶妙かつ渾身のDJで、超楽しかった。お客さんの7割は、OL Killerの登場を待ちわびてなるべくフロアの前方の位置を保持しておこうという場所取りベイベの皆さんだったが、オカダダのプレイは彼女たちをも踊らせることに成功していた。

オカダダのDJが終わっていったん音が止まったので、僕は次にmetomeかCrock Hazardのライヴが始まるのだろうと思い、転換の間にビールのおかわりをしようとバーカンに戻って友だちとしゃべってると、岡村靖幸の最新シングル「ラブメッセージ」が流れ、そしてブースにはDJワイルドパーティーとDJトイプードルこと岡村靖幸の姿が。え?早ない?と思いながらふたたびフロアへ。
OL KillerのDJは、言ってしまえばDJコンサートなわけだが、それにしても実によく出来たDJコンサートでありショウであり、岡村靖幸ファンにとっては本当に楽しくて仕方がない。客をあおる術に長けた演者と、演者の繰り出すものは100パーセント受け入れる勢いのお客さんたち。また、僕自身はその構造に加え、クラブ・トラックという限定はされるものの、現在の岡村靖幸が普段どんな音楽を好んで聴いているのかという問いかけのヒントを少しでもつかみとれるんじゃないかと思って、そういった面でも楽しんでいる。
1年ぶりに観たOL Killerは、やはりアッパーなEDMを主軸に据えたプレイ内容。DJトイプードルはときにマイクを持って歌い、デェンスし、ミックス時は必死にCDJとミキサーとにらめっこし(笑)、終始楽しそうにしているお姿を拝することができる。ファンはもうそれだけでも満足なのだ。
プレイの終盤はトイプードルとワイルドパーティーが後方に下がり、DJホワイトタイガーが登場して数曲かけて終わり、といういつもの謎スタイル。いつも思うがどういう意味があるんだこれ。で、ホワイトタイガーの終演の挨拶を聞いて、metomeとCrock Hazardは観れなかったことを知ったのである。

すっかり自分の言葉で語ることの少なくなった岡村靖幸だが、OL Killerの活動について、彼の中ではどのような位置づけで、またどのような考えで活動を続けているのか、いつか語って欲しいと切に願っております。

Towa Tei "Cute" Release Party In Osaka @ CCO名村造船所跡地 2015/10/31 



覇楼宇陰(はろうういん/from 民明書房)のこの日、テイトウワのニューアルバム『Cute』のリリース・パーティーで面白そうなDJの人たちのプレイが聴けそうなイベントがあったので、名村くんだりまで遊びに行ってきました。
あ、相変わらずイベントレポを書くのは苦手なので、箇条書き形式で手短に。

▼北加賀屋の駅に着いたら、駅のコンビニというかキオスクにDJ Tasaka氏みたいな不審者ひとがぶらついていて、さすが北加賀屋だと思った。

▼TremorelaさんのDJ、ハウスやディスコっぽいのからゴリゴリなトラックまでかかって楽しかった。思わずShazamした終盤にかけてた曲、Fonoの「Real Joy」ってトラックがカッコよかったです。

▼さっき駅で見かけたひとがアッパーでキャッチーな、これぞTasaka節と思うようなディスコ・トラックを次々とかけて、その安定感と楽しさにすっかりやられてしまった(ご本人でした・笑)。

▼Tasakaの合間にLicaxxxをチラ見。ディープめのテクノ/ミニマルをかけておられました。実物も美人ですね。

▼ダダさま、割とファンキーな感じの4つ打ちが多くて、だいぶお客さん集まってきた。

▼セク山さんは超楽しかった! ベタっちゃあベタなんだけど。

▼初めて生で聴くまりんのDJ(ライヴは観たことあるけど)。スポーティーなテックハウスって感じで、有無を言わさず淡々と、延々と踊らされる感じは、ああ、昔のテクノのクラブってこんな感じだったなぁとちょっと懐かしくもあり。

▼SekitovaはKozeあたりの変なテクノをたくさんかけてて面白かった。

▼Taihei Koyamaさん、存じ上げない方だったけど、終始懐かしい90年代歌モノUSハウスって感じで、今この辺のかけるDJって少ないよなぁ(隙間産業)とたいそう楽しゅうございました。

▼本日の主役、テイ・トウワ氏のDJ。この日はポップなクラブトラック寄りの曲をかける営業スタイルに徹していたのかな。それまでのアクトとくらべて高音がキンキンに出過ぎていて耳が疲れてしまった。でも来年出るMetafiveのアルバムから何曲か聴けたのは良かった。

▼やはりイベントの性格上、テイトウワっぽい風貌のひとや高橋幸宏っぽい風貌のひとが何人かいて、そのことをハロウィンにからめてツイートしたらテイトウワ本人に拾われて、その後さらにそれが高橋幸宏本人にも拾われてしまい、けっこう大変なことになってしまった。

▼イベント終わりに難波で行ったちゃんこ鍋屋が安くて美味しかったです。

【ビール】 サッポロ ブラウンベルグ 


サッポロ ホワイトベルグのスピンオフと言えば、今年の夏頃にゴールドベルグ(過去記事)という体操たいそう素晴らしい商品が期間限定で出ておりましたが、この度ブラウンベルグなる、またもや期間限定の商品が出ました。

この商品は、近年人気が高まっているベルギービールの中でブラウンエールに着目し、「ベルギー産麦芽」・「トリプルホップ(3種のホップ)」(注1)・「上面発酵酵母」を使用して開発しました。
通年発売している「サッポロ ホワイトベルグ」と比べ、約2倍の鮮烈な苦みが特長ですが、柑橘系の爽やかな香りが際立つことから飲みやすさも兼ね備えた商品です。
(注1) トリプルホップ:
アポロ:柑橘系の香りと苦みが特長
ポラリス:ミントなどハーブのような香りが特長
ザーツ:爽やかで豊かな香りが特長、ホップの王道ファインアロマホップの一種

ニュースリリース

ブラウンエールと言ってもイギリスやアメリカのそれではなく、ベルジャン・ブラウンエールがモチーフになっているようです。ベルジャン・ブラウンエールの定義については諸説ありますが、デリリウムカフェのblogが、ベルジャン・レッドエールとの違いを軸に詳しく解説しているので参考になると思います。

いただきます。
"鮮烈な香りと苦味。" という謳い文句の商品ではありますが、かぐわしい複雑なホップの香りの恍惚感が際立っていて、苦味の強いビールが苦手な向きでも安心して飲めるだろうなという印象。どこかしらモルティーな甘みもあり、むしろビアスタイル的にはアメリカン・ブラウンエールに寄せた感じもしますが、いずれにせよ美味いです。ホワイトベルグのシリーズにはハズレがないなぁ。オススメ。

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