ビストロ・ダ・アンジュ (大阪・心斎橋) 

昨年には開業50周年を迎えた大阪のビストロの草分けとも言えるビストロ・ダ・アンジュ。
ミシュランガイド2016ではビブグルマンにも選出されています。

私も30年近く前から幾度となく通い、自らの結婚式の二次会の会場として貸切で利用したこともあるくらい思い入れのある店ですが、このところ、何となくですが足が遠のいていました。
今回ひさしぶりに予約を入れました。おそらく12年振りくらい!?



今回のお目当てはインスタで知った「牡蠣シャン」。
その中身は、牡蠣を使った前菜とメイン料理にグラスシャンパーニュがセットになったプチコースである。



パリの下町の気のおけない食堂といった風情の店内は変わらず(行ったことはないけど)。
ホームに帰ってきたと言っても言い過ぎではないと思う。

パンはバゲッドとくるみのパンの2種類。
グラスシャンパーニュの銘柄は失念しましたが、干しぶどうのような香りがあり、セットドリンクにもかかわらず案外しっかりとした味わい。



前菜は牡蠣の白ワイン蒸し。
今回の牡蠣は岡山県寄島漁港から毎日直送されるもの。
大ぶりの牡蠣が殻ごと4つも入っている食べごたえであり、バターの効いた牡蠣の出汁にパンをひたして食べてもまた旨い。
グラスワインなど秒で溶けよう。



本日は牡蠣シャンなので、ボトルワインもシャンパーニュをオーダー。
「ルネ・ジョリー・ブラン・ド・ブラン・ブリュット」(8,800円)。料理の値段とのバランスで言えば値は張るかもしれないが、シャルドネ100パーセントのシャンパーニュがお店でこの値段とは良心的です。



牡蠣シャンコースの前菜とメインだけでは寂しいので、その日の黒板メニューから牡蠣の香草バター焼きを追加オーダー。
当店の前菜のグランドメニューであるエスカルゴのブルゴーニュ風のエスカルゴを牡蠣に置き換えた一品で、間違いなく美味しい。火傷覚悟で熱々を口にほうばる幸せな時間。



メインは大麦牛のロースト、牡蠣のクリーム煮添え。
これまたしっかりとしたポーションであり、柔らかい赤身は満足感がありました。

とってもひさしぶりのアンジュでしたが、やはり安定して美味しかったです。
お店の雰囲気も価格もカジュアルで訪れやすく、これからは反省して年1〜2回は来たいところです。



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