借りぐらしのアリエッティ (監督:米林宏昌/2010) 

借りぐらしのアリエッティ 公式サイト >>

ジブリの最新作なんだけど、世の中イマイチ盛り上がってないなぁ、と思いながら、やっぱりジブリなので一応観とこうかと行ってきました。

これは別れの映画。図らずも出会ってしまった小人の少女・アリエッティと、人間の少年・翔の、別れの映画。
それぞれ別の世界に属しながら一時心を通わせ、しかしお互いが自らの世界から離れることなど考えられる訳がなく、やがて別れの時が訪れる。ジブリの前作『崖の上のポニョ』では、自らの世界を捨てて別の世界に生きる決心を割と安易にするという、ある意味アクロバティックな結論を見せたが、それとは対局の、決してハッピーエンドではないリアルな結末。さらに別れたふたりのそれぞれの行く末にも不安と困難が想像されるという、おそらく現在の世相を意識したリアリティ。あれ、おかしいな、目から汗が・・・。

小人から観た人間の世界のスケール感とディテールを描く作画と演出にも唸らされたし、期待と想像以上には良い映画だったと思います。この時代に観ておくべきです。
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コメント

この映画に突っ込んだら負けなんでしょうけど、
アリエッティと翔が永遠と思われる別れをする時にお互いを非常に大切な相手として見ているけれど、
いつの間に二人にそんな信頼関係が出来たのかと不思議でした。

あと終わりがあっけなくて、自分は呆然としちゃったのです。
  • [2010/08/29 22:31]
  • |
  • マチュ
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>> マチュさん

確かにツッコミドコロはたくさんある映画なんだけど、僕はそれ以上に良い映画だなぁと思えました。

> アリエッティと翔が永遠と思われる別れをする時にお互いを非常に大切な相手として見ているけれど、
> いつの間に二人にそんな信頼関係が出来たのかと不思議でした。

でも、初恋ってそんなもんじゃないですか?

初恋を描いた作品と言えば、ジブリには『耳をすませば』という傑作がありますが、表面上すらハッピーエンドではない本作『アリエッティ』の方がリアルだと感じました。
  • [2010/08/30 20:56]
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  • びびんば
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>でも、初恋ってそんなもんじゃないですか?
なるほど~、初恋か。そう考えれば妥当な気もするのかな。

ジブリにしてはなんだか先行きの暗い話で終わっちゃいましたが、それが現実的だし…むぅ、やはりすっきりしない映画でした
  • [2010/08/31 10:05]
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  • マチュ
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>> マチュさん

僕は観終わってから知ったのですが、先行き不安な時代に先行き不安な物語はきっと受け入れられる、みたいなことを宮崎翁は言ってたそうです(笑)
確かに、先行き不安な今の時代に根拠のないハッピーな映画なんて観たいと思わないものなぁ・・・。
  • [2010/08/31 19:29]
  • |
  • びびんば
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