電気グルーヴ - Missing Beatz 

Artist: 電気グルーヴ
Title: Missing Beatz
Label: Ki/oon Music
Catalog#: KSCL-2183
Format: CD
Released: 2013/1/16
[試聴]
[Amazon.co.jp] [iTunes Store]
僕は昨年書いた石野卓球『WIRE TRAX 1999-2012』のレビューの中で

「各コンピ収録曲では意図的に叙情性を排除した音作りをしているようだが、卓球の音楽のもうひとつの核になる部分には叙情性や歌謡曲的・演歌的な "泣き" の要素が間違いなく存在するわけで、でもまあそのあたりは他のソロ作などで展開というか収束というかさせていくのだろうな。」

と予想したわけだけれども、それが実際にこういうカタチで表れたことはblog主として素直に心地が良く、充足感を得ることもできた。いや、このシングルの収録曲「KNGN」の話なんですけどね。

電気グルーヴが昨年4月の『SHAMEFUL』(過去記事)以来9ヶ月振りのシングル『Missing Beatz』をリリースしました。
で、その3曲目に入ってる「KNGN」というインストゥルメンタル・トラックが、デトロイト・テクノとシューゲイザーの叙情性を合わせ持つ非常に美しいダブ・テクノで、卓球さんがたまに我々に見せてくれる "この世の終わりの風景" が、この曲でもまた提示されている。名曲がまたひとつ生まれた、と僕は感動したよ。

さて、さかのぼって他の曲にも触れよう。2曲目の「富士山 (MAJIでFUNKAの5秒前Mix)」は、もちろんアルバム『VITAMIN』のヘソに収録されていたピエール瀧の代表作の新ヴァージョン。これきっとあれだ、もうすぐ始まる "ツアーパンダ2013" 用だ。もしくは、前回のツアー "叫び始まり 爆発終わり" で用意されていた素材か。音を聴く限り後者かな。

タイトル曲「Missing Beatz」は、あらかじめ見ていたジャケ写や最近の卓球さんの嗜好からイタロハウスっぽいトラックを予想していのだけれど、聴いてみるとエレクトロ・トラックで、またまたヴォーカルや歌詞や韻の踏み方やなんかは電気グルーヴとスチャダラパー「Twilight」(過去記事)以降っぽさを感じる。ただ、まりんと益子樹がミックスしたということを加味しても、何でこんな曲を作ったのかが僕には判然としないし、ましてやこの曲をシングルに切った理由も想像がつかない。
ただ、この曲が来月リリースされるアルバムの中に組み込まれたときには多分違う聴こえ方がするだろうから、今はそれを楽しみにしたいと思ってる。

Missing BeatzMissing Beatz
(2013/01/16)
電気グルーヴ

商品詳細を見る
人間と動物(初回生産限定盤)(DVD付)人間と動物(初回生産限定盤)(DVD付)
(2013/02/27)
電気グルーヴ

商品詳細を見る

Tracklisting:
01. Missing Beatz
02. 富士山 (MAJIでFUNKAの5秒前Mix) / Fuji-san (5 seconds to volcanic eruption mix)
03. KNGN
04. Missing Beatz (Instrumental)
関連記事

コメント

>叙情性や歌謡曲的・演歌的な "泣き" の要素が間違いなく存在する

そうか、そういう考え方もあるのか。
自分は抽象的と解釈しました。

Missing Beatzは、ぶっちゃけインストの方がいいかなぁ。
ふたりのボーカルが入ると、初めて電気らしくなる気がします。

おっしゃる通り、自分も評価はまだ定まりません。
アルバムに期待ってことで。
  • [2013/01/20 21:22]
  • |
  • koh
  • [ 編集 ]
  • TOP ▲

>> kohさん

アルバムは全曲歌ものらしいですね。
ますます予想がつかなくなってきました。

もちろん楽しみではあるのですが・・・。
  • [2013/01/22 20:43]
  • |
  • びびんば
  • [ 編集 ]
  • TOP ▲

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://acidovertherainbow.blog54.fc2.com/tb.php/1639-bb4993dc