Andy Vaz - Imaginary Beings 

Artist: Andy Vaz
Title: Imaginary Beings
Label: Chiwax
Catalog#: CHIWAX006
Format: MP3
Released: 2012
[試聴]
[Amazon.co.jp] [iTunes Store]
Andy Vazが2012年に出したシングル(デジタル配信は2013年)。

かつてはクリック・ハウスと呼ばれた音楽の首領的な位置付けだったAndy Vazも、最近は自らのルーツ、すなわちデトロイト・テクノやシカゴ・ハウスに回帰するような方向に向かっている。特にこのシングルでは、リリース元のレーベル・カラーに合わせたシカゴ・アシッドのトレースを見せてくれている。
リリース元であるChiwaxはベルリンのテクノ/ミニマル・レーベルRawaxのサブ・レーベルで、その名の通りシカゴ・ハウスにフォーカスしたリリースを続けている。Rawaxは他にもHousewaxやDubwaxといった、その音楽性が実に分かりやすいレーベル名を冠したサブ・レーベルを展開しており、共通しているアンダーグラウンドな佇まいも含めて、リリース作品はどれも注目に値する。

本作は始めにシカゴ・アシッドのトレースと書いたが、決して単純なコピーに終わっているわけではない。オールドスクールを意識したシンプルでチープなリズム隊や、記号化されたファンキーなヴォイス・サンプル、そして執拗に繰り返される催眠的なTB303のサウンドなどによりシカゴ・ハウスの外部からの再構築を試みながら、デトロイト・テクノの持つ感傷的な叙情性を同時に発揮している。
とは言え、近年、この手の作風は一部で増えてきているし、取り立てて新鮮味のある音楽でもないが、僕も含めたシカゴ好き、アシッド好きの好事家達には自信を持ってオススメ。



Tracklist:
01. Imiginary Beings
02. He Used To Be An Asian
03. Minimal Acid
04. Lost Groove Morning
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