風立ちぬ
- 映画/ドラマ
- | トラックバック(0)
- | コメント(2)
- | [Edit]

零式艦上戦闘機(いわゆるゼロ戦)の設計で知られる航空技術者、堀越二郎の半生を描いた、宮崎駿監督による長編アニメーション。
実在の人物である堀越二郎の10代から30代にかけてのエピソードを基にしながらも、堀辰雄の自伝的同名小説『風立ちぬ』のエピソードが盛り込まれており、映画の登場人物である堀越二郎は、実在の堀越二郎と小説家堀辰雄のふたりを融合した人物設定がなされている。
宮崎駿の監督作品としては『崖の上のポニョ』以来5年振りの作品であるが、題名に "の" の文字が入らないという点は珍しい。
(蛇足だけど、ポニョの感想文に「個人的には、次作は『紅の豚』のように宮崎駿の趣味を全面に押し出した映画が観たいなぁ。」と書いたけど、まさしくその通りになりましたね。)
宮崎駿監督は、「この映画は戦争を糾弾しようというものではない。ゼロ戦の優秀さで日本の若者を鼓舞しようというものでもない。本当は民間機を作りたかったなどとかばう心算もない。自分の夢に忠実にまっすぐ進んだ人物を描きたいのである。」と述べている。しかし監督の反戦のメッセージは観る者に強烈に伝わってくるはずだ。作中、そして作外においても。
関東大震災、復興、そして行く先には破滅しかない戦争へと突き進む時代に生きる登場人物達。そんな時代の物語を、あえて今作ったのは何故か。
宮崎駿監督は、間違いなく、2013年の現在が、のちに "戦前" と呼ばれるであろう時代なのだと認識している。
- 関連記事
- [2013/08/04 19:09]
- 映画/ドラマ |
- トラックバック(0) |
- コメント(2)
- この記事のURL |
- TOP ▲
- ≪仔牛屋 (千日前)
- | HOME |
- 【ビール】 煌き麦≫
コメント
そうですね
みなさん、見に行かれてますねー
僕も見に行きました。
最後のびびんぱさんのコメント
効いてます
僕も見に行きました。
最後のびびんぱさんのコメント
効いてます
>> 存在する音楽さん
まーシリアスに捉えすぎるのも良くないかもしれないけど。
娯楽作品としても素晴らしかったですね。
娯楽作品としても素晴らしかったですね。
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://acidovertherainbow.blog54.fc2.com/tb.php/1744-828c01a1
- | HOME |
コメントの投稿