小泉今日子 - N°17 

Artist: 小泉今日子
Title: N°17
Label: Victor
Catalog#: VICL-47
Format: CD
Released: 1990/07/21
むかしむかし、自分用の裏チルアウト・アルバムとしてUAの『Turbo』を紹介したことがあったけど(過去記事)、このアルバムも自分の中でそんな位置を占めそうです。

『N°17』("じゅうななばん" と読む)は、小泉今日子が1990年に発表した(数え方にもよるが、Wikipediaのページによると)15枚目のオリジナル・アルバム。以前取り上げた『Koizumi In The House』(過去記事)の翌年の作品である。

前作『Koizumi In The House』にもまぎれこんでいたダブのテイストを、屋敷豪太と藤原ヒロシの手により大々的に拡張していて、そのことは、このアルバムからシングル・カットされた「La La La...」と「丘を越えて」の2曲を聴くだけでよくわかる。ダブ、スカ、グラウンドビート、そしてハウスといった手法を用いて、全体を漂うスモーキーでレイドバックした雰囲気を作り出している。
また、本作で初めて、カバーとインストを除く全ての曲の作詞を小泉自身が手がけている。

『Koizumi In The House』で挑戦したアイドル/メタアイドルからの脱却とサブカルチャーへの接近は、このアルバムによって完成したと言えるだろう。

個人的にも重た〜いベースが魅力の「No No No」あたりのダブの曲がやはり好きなのだが、もう一機軸、「ドライブ」や「夜」といった、『Koizumi In The House』からさらに鋭利かつ洗練したハウス・トラックも忘れてはならない。特に「夜」は、当時はグラウンドビートの範疇で語られるサウンドだったと思うが、今聴くと重心の低いロウなビートダウン・ハウス。歌詞も含めてめっちょドープ。

N°17N°17
(1990/07/21)
小泉今日子

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Tracklist
01. 23rd Memories
02. いつか きっと
03. La La La...
04. Heaven
05. 丘を越えて
06. Heavenly Guitar
07. あたしのロリポップ
08. Eastern Jungle
09. ドライブ
10. 夜
11. Lizzie Tears Thang
12. No No No
13. HOW R U?
14. mother MARIA
15. Jungle Fever
16. 涙の行方
17. グッド・バイ・マイ・ラブ
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