史上最大!第12回アメリカ横断ウルトラクイズ 

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今年6月、CSのファミリー劇場において、『史上最大!第12回アメリカ横断ウルトラクイズ』の歴史的再放送が敢行されました(今月リピート放送アリ)。
『アメリカ横断ウルトラクイズ』はこれまで再放送は1度も行われておらず、まさに僕を含めた多くのファンにとって念願の再放送であったと言えるでしょう。

『アメリカ横断ウルトラクイズ』は、1977年から1992年にかけての16年間と1998年に、計17回放送されたクイズ番組。一般参加の挑戦者達が、日本を出発してアメリカ大陸を横断しながら決勝地のニューヨークに向けて旅をする(回によって違いあり)という、今考えてもスケールの大きなクイズ番組でした。
かつて、僕も大学生になったら参加するぞと心に決めていたのですが、残念ながら僕が高校3年生のときを最後にレギュラー放送が終了してしまい、夢かなわず現在に至っています。
今回再放送された第12回は、26年前の1988年に行われたもので、成田からグァムを経由して、北極圏から南極圏まで南北アメリカ大陸を一気に縦断するという、過去の大会と比べてもそのスケール感はずば抜けて大きな大会であったと言えると思います。

『サイキック読本』の何冊目かの中書きで、板井昭浩D(当時)が、優れたフィクション作品は、何故自分はその(作品中の)場にいることが出来ないんだ、と身を焦がされるような思いになる、みたいな意味のことを書いていて(本当は正確に引用したかったので書籍の実物を探したんだけど、見つからなかった。何回かの引越を経て処分してしまったのかも知れない)、この言葉はフィクション作品を評価する際の指標として、今でも僕の中に刻み込まれています。板井Dは具体例としてホワイトベースや友引町など4・5点を挙げていたと思うけど、これが人によっては春風高校だったり特車二課だったりするわけです(ごめん、最近の例は思い浮かばない)。
僕にとっての『アメリカ横断ウルトラクイズ』って、実はそんな枠に入ってしまう番組だったんだなぁと見ていて感じました。
いや、『アメリカ横断ウルトラクイズ』はフィクション作品ではないばかりか、実のところ、一般視聴者参加型クイズ番組の体を取った人間ドキュメンタリーを描くノンフィクション作品であるわけで、そのことは番組制作側が当初から意図していた部分でもあり、今回再放送された第12回を改めて観てみても、およそ1ヶ月間の旅の中で、挑戦者の人間ドラマがクイズを通して本当に良く描けていると思います。

ところで今回の再放送に当たって、『今だから話せるウルトラクイズ丸秘証言集』というオマケ番組が新たに制作されています。番組構成の萩原氏(『今だから話せるウルトラクイズ裏話』という、番組ファンにとってはたまらなく興味深いblogを書かれている方でもあります)、美術・デザインの黒木氏とともに、当時の挑戦者から4名が出演されていて、番組から26年後の挑戦者の姿を見ることが出来るのがまた面白い。ウルトラクイズの挑戦者同士は回毎で今でも交流があることが多いそうで、そんな旅の過程で作り上げられた仲間感・連帯感がテレビを通して視聴者にも伝わっていたからこそ、僕も上のような感想を持ったんだろうな。
『今だから話せるウルトラクイズ丸秘証言集』は、ファミリー劇場の番組サイトで完全版を視聴することが出来ます。『史上最大!第12回アメリカ横断ウルトラクイズ』の再放送視聴後に観るとさらに番組を楽しむことが出来ると思いますよ。

今回の再放送に第12回が選ばれたのは前述のスケールの大きさに加え、番組後期の制作会社やスタッフの初めての回であることも関係しているのだろうけれど、今後も年1回のペースでも良いから、『アメリカ横断ウルトラクイズ』の再放送を順次行っていただきたいものであります。個人的には、次回は、レギュラー放送で福留が担当したラスト回であり、陸路でアメリカ横断を行った第14回の再放送を希望です。

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コメント

これ、見てたわ〜。見てたときは幼稚園とか小学生やったから、出たい!って意識は全く無かったけど、クイズ不正解で"丼"みたいな、一寸法師の乗ってるお椀の船みたいなのに入れられて川に流された人の回見て、「この人、日本まで辿り着けるんやろうか?大丈夫なんかな?」って本気で心配したの思い出したよ。

「ニューヨークへ行きたいかーーーー!!!!????」って、あれ、ほんま盛り上がったよね。あと、ピンポンしたら頭から?が出てくる帽子、子供ながらに欲しくて家で自作したったわ。勿論手動やけど。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E6%A8%AA%E6%96%AD%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%82%A4%E3%82%BA#mediaviewer/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:UltraQuiz_route.png
こう見ると、フィクションにしてはスケールがスゴイな。今じゃこんな番組、制作費全く無くて作られへんやろね。
  • [2014/08/04 00:23]
  • |
  • ニューヨークに行きたいぞー!(別の意味で)
  • [ 編集 ]
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ニューヨークに行きたいぞー!(別の意味で)さん

> クイズ不正解で"丼"みたいな、一寸法師の乗ってるお椀の船みたいなのに入れられて川に流された人の回

あったあった。憶えてる!

テレビ番組にこれだけお金をかけられたんだから、やっぱり豊かな時代だったんだろうなぁ。

ちなみに僕が初めて海外に行ったのはアメリカだったんだけど、今から思うとこの番組のせいでアメリカ行きたさが刷り込まれていたんだと思う。
  • [2014/08/04 08:49]
  • |
  • びびんば
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