水曜日のカンパネラ - クロールと逆上がり 

Artist: 水曜日のカンパネラ
Title: クロールと逆上がり
Label: Tsubasa Records
Catalog#: TRNW-0038
Format: File
Released: 2013/05/15
水曜日のカンパネラの作品を逆時系列にさかのぼって聴いていくこのコーナー。ずいぶんとあいだが空いてしまいましたが、いよいよデビュー作を紹介するときがやってきました。

『クロールと逆上がり』は、2013年5月に出た水曜日のカンパネラの1stミニアルバム。

2012年の夏にYouTubeに楽曲をUPするところから活動を開始した水曜日のカンパネラ。当初は女性3人組のアコースティックなPerfumeみたいなユニットを目指していたらしいのですが、メンバーがひとりふたりと辞めていき、最後に加入したコムアイだけが残ったところから、サウンド・プロデューサーのケンモチヒデフミ(元Hydeout Productions)と、つばさの社員であるディレクター兼マネージャーのDir.Fをメンバーということに仕立てあげて、現在のユニット構成となった。
ざっくりとではあるがこういう経緯を知ると、水曜日のカンパネラの、3人組のユニットであるにもかかわらず表に出るのはコムアイひとり、という変則的な活動形態にも納得がいくことと思う。

本作は、水曜日のカンパネラ以前のケンモチヒデフミのソロ作品と地続きの、パーカッションとピアノとガットギターの音色が特徴的な(広義の)ハウス・ミュージックに、ゆるくてふわっとした印象のコムアイのヴォーカルが乗るという、現在の水曜日のカンパネラとは違うグループかのような音楽性を持っている。
後に現在の水曜日のカンパネラに繋がる要素を持った楽曲は、唯一のラップ曲である「お七」くらいか。
このアルバムは、とりあえず1枚出そうと半ばあせりの中でリリースしたらしく、あまり本人たちの納得の行く出来ではなかったようだが、『私を鬼ヶ島に連れてって』(過去記事)以降にファンになって追いかけて聴いた僕などは、現在の水曜日のカンパネラとはまた違ったテイストのこのアルバムを、とても気に入っている。このあたりの楽曲も、もっとライヴで聴きたいものだ。

ちなみに、本作のCD版はライヴ会場とヴィレッジヴァンガード下北沢店でしか買うことができない。実は僕もCDを持っていなくてデータで聴いているのだが、今度のライヴの物販でCDを手に入れようと思っている。なんとなく、なんとなくだけど、現在のヴァージョンの『クロールと逆上がり』のCDは、なぜだかもうすぐ手に入らなくなるような気がしてしかたがないのだ。



Tracklist
01. パフ
02. お七
03. ゴッホ
04. テンテン
05. 浮雲
06. ヒカシュー
07. マチルダ
08. マルコ・ポーロ
09. ネロ
関連記事

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://acidovertherainbow.blog54.fc2.com/tb.php/1961-39b08362