水曜日のカンパネラ トライアツロン! @ 梅田Shangri-La 2015/07/10 

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ライヴ前の物販で『クロールと逆上がり』(過去記事)のCDを購入した際に(そう、無事購入出来ました!)サウンド・プロデューサのケンモチヒデフミさんとお話したところ、昨日完成したてほやほやの "何か" を本日のライヴに初投入するとのこと。これは期待しかない!

水曜日のカンパネラ初のワンマンツアー "トライアツロン!" は、福岡、沖縄、札幌、大阪、名古屋、東京の計6公演。
全会場ソールドアウトとのことだが、僕は大阪の会場の大きさしか知らないけれど、今の水カンの注目度でShangri-Laは正直狭いと思う。ただし、ツアーの詳細が発表になった4月当時は、まぁ妥当なキャパだろうな、という感想を持った記憶がある。つまり、今の水カンは、急激に、爆発的に大きくなり続けている最中だということなのだろう。

水カンのライヴでは、歌唱担当のコムアイさんが、客席の後方から、あるいは二階席からといった風に、いつも観客の予想を裏切る登場をしてくれる。はたして今回はどんな登場をするのかと、開演20分押しのなか、それでもワクワクして待っていると、普通にステージ上にスタスタと歩いて登場。これは一周回って予想を裏切られた(笑)

濃厚な農耕ファンク「デーメーテール」からトライアツロン!大阪公演はスタート。昭和のロック少年みたいに、ステージ上にセッティングされていた箒ギターで、ノリノリのコムアイさん。

そのまま、「デーメーテール」と同じくファンキーなベースラインが特徴の「二階堂マリ」へ。"ねえ、ちょっとビビンバって誰?" のくだりでひとりだけテンションが上がる俺。

「千利休」では観客が一丸となって茶柱をゆらし、「桃太郎」では同じく観客が一丸となって三角打法と16連射。
まだまだ序盤とも言える位置に、最大のヒット曲である「桃太郎」を持ってくるあたりに、今回のライヴの攻めの姿勢が垣間見れる。
それにしても、Shangri-Laの音響は低音の鳴りがイイカンジ。ぶっといベースと丸みを帯びたキックが耳にうるさくなく、とても気持ちいい。

"地下鉄の歌やります。" という言葉とともに流れたイントロは、2ndミニアルバム『羅生門』の1曲目の「モノポリー」。コムアイさんの歌や動きとVJとマッチしていて独特の世界観が生み出されていた。

続いて、"ちょっとなつかしいのやります。" の言葉とともに紹介されたのは、3rdミニアルバム『シネマジャック』収録の「モスラ」。実際は「モスラ」よりも「モノポリー」のほうが古い曲ではあるものの、コムアイさんの感覚では、一時期ライヴで演りまくったであろう「モスラ」は、もうずいぶん過去の楽曲という印象が強いのだろう。僕は「モスラ」の歌詞の韻の踏み方がとても好きなので、ライヴで聴くことが出来て嬉しかった。

ところでライヴの幕間には、ライヴ当日に撮影された映像が流れており、その内容は、ケンタッキーフライドチキンの店舗を探しながらコムアイさんが梅田の街を走りまわるというもの。無事チキンを購入することができたと店から出てくる映像が流れたあと(たぶん僕が梅田で働いてた時代にお世話になってた梅田HEP通り店)、舞台に登場したコムアイさんの手にはオリジナルチキンの箱。おもむろに、フライドチキンを手づかみのまま観客に投げつけるというパフォーマンスが! フロアは阿鼻叫喚の地獄絵図…にはならず、コムアイさんが投げ続けるフライドチキンを両手を揚げて求める観客。コムアイさんはひと通りチキンを投げ終わった後、ペーパータオルやティッシュペーパーも観客に放流する優しさを見せた(笑)
ここで演るのは、もちろん大阪のご当地ソングである「カーネル」! 思えば、3月に観たライヴ(過去記事)で初めて世の中にお披露目されたのがこの「カーネル」だった。"どーとんぼり、どーとんぼり!" のサビでは "みんな歌って!" とあおられたけど、僕はキーが高くて歌えなかった。

続いての曲は「マリー・アントワネット」。"お菓子を食べればいいじゃない!" のシャウトとともに、今度はブルボンのお菓子を観客に投げつけるコムアイさん。未だにブルボンから協賛の話が来ないという若干のボヤキも聞かれましたが。

みんなで歌える曲が作りたかったという「ドラキュラ」では、コムアイさんが観客の中を縦横無尽に動きまわる。この曲恒例の、客席でつかまえた素人にソロパートを歌わせるという世にも恐ろしい罰ゲームコーナーでは、今回何故かVampilliaのモンちゃんがめっちゃええ声を披露した。

続く「ディアブロ」では、"いー湯だーね" "いー湯だね!" のコールの練習がなくてもみんな完璧にコールしていて、最近朝の情報番組でも生で披露されたこの曲が、もはや水カンの代表曲のひとつになっていることを実感。あと、音のしっかりとしたハコで聴くのが初めてだったからだけど、ベースの鳴りが凶悪だった!

MCでは、コムアイさんが出演したヤフオクのCMの話題から、CMのために30秒作られたCM曲のフルヴァージョンが昨日完成したので、今から演るとのこと。きっとこれが開演前にケンモチさんが言ってたやつだ。タイトルは「ツイッギー」。
今までの水カンにはなかったアイドルポップであってもおかしくないような序盤のメロディーと、SeihoやParkgolfなんかの世代の音楽を思わせるつんのめったビートときらめく電子音の洪水のベース・ミュージック。ケンモチさん、こんなトラックも作れるのか!? 水カンは音楽的にも次のステップに上がろうとしている!

「ユタ」ではタワレコインストア(過去記事)のときみたいにゆらゆらと踊りたかったけど、今回はフロアが詰まり過ぎてて無理だった。
ちなみに本ツアーのVJを担当しているのは「ジャンヌ・ダルク」「ユタ」のMVを監督する渡邉直だったのだが、バックで映しだされていた映像は、現在製作途中であるというMVの一部だったのだろうか。

"残り3曲です!" などと言う、知りたくもなかったコムアイさんからの告知から、北海道のご当地ソング、僕の大好きな「シャクシャイン」。僕はこの曲を聴いて今年の春に北海道にも行ったし、後日公開された、札幌で撮影されたMVも毎日のように観まくってるし、ようやくライヴで聴けたという感無量な気持ちとともに、とにかく踊りまくった。

「シャクシャイン」のアウトロから「ミツコ」のイントロにノンストップでつなぐのは、Dommuneでのライヴと同じパターン。今日は違ったけど、「ディアブロ」のアウトロから「桃太郎」のイントロにノンストップでつなぐこともあるし、水カンのライヴではきっと定番パターンのひとつなのだろう。

幕間の映像では、フライドチキンは買えたものの、思いの外時間がかかってしまい、ライヴに間に合わないかもしれないコムアイさんの様子が映る。すると、そこにタクシーで登場した、ケンモチさんによく似た、阪神タイガースのハッピを着たアヤシイ大阪弁のお兄さん。"え? お兄さんトラック作ってるんですか?" "そう、いすゞとか。軽トラもつくるで?" などというくだらない、実にくだらない会話を交わす間に、タクシーは無事、本日のライヴ会場であるShangri-Laに到着。コムアイさんの姿がライヴハウスの中に消えていき…。
「ナポレオン」のハウシーな4つ打ちのイントロとともに、フロアの後方から再びコムアイさんが登場。観客の中をまたしても縦横無尽に動きまわりながら歌い、およそ1時間半のライヴを締めくくった。

さみしくも、水カンのライヴは、原則アンコールなし。しかし、「桃太郎」を序盤に持ってきたり、古い曲を唐突に演ったり、「ナポレオン」で終わるといった斬新なセットリスト、新曲「ツイッギー」の初披露。残念ながらコムアイさんの喉の調子はあまりよくなさそうだったけど、それでも会場全体をステージとしてところ狭しと歌い、踊りまくる。大阪でのライヴはいつだってスペシャルなんだ。
歌詞がトんだりトチったりする場面も何度かみられたが、現場で体験するとそれもご愛嬌だと思えるし、演者と観客の一体感も生まれる。そういったもろもろのことも含めて、やっぱり最高に楽しいライヴだった。

ライヴ後に水カンファンの方たちと飲んだ際にも話していたことなんだけど、今の水カンは今じゃないと観ることができないし、もしかしたらある日突然二度と観ることができなくなるかもしれない。コムアイさんからはそういった危うさを常に感じているし、生で観ることができるチャンスがあればなるべく観ておきたい。そして、今後の水曜日のカンパネラの行く末を、なるべく永く見続けたいとも思う。

最後に、ライヴ後のサイン会における僕とコムアイさんの会話を記録して、今回のライヴレポを締めたい。

びび「(CDのジャケットを差し出しながら)こんにちは。今日も楽しかったです。」
コム「ありがとうございます。」
びび「ライヴはCDで聴くよりも楽しいですね。」
コム「そうですね。(サイン書き終わる)」
びび「(受け取って)…ありがとうございます。」

…あのう、こういうときって、どうやったら気の利いた会話とか出来るんですかね。話すること先に決めておくとか? でもいっつも緊張するんだよなあああ。



Setlist
01. デーメーテール
02. 二階堂マリ
03. 千利休
04. 桃太郎
05. モノポリー
06. モスラ
07. カーネル
08. マリー・アントワネット
09. ドラキュラ
10. ディアブロ
11. ツイッギー
12. ユタ
13. シャクシャイン
14. ミツコ
15. ナポレオン
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コメント

シャングリラ

またまた楽しみにしていました。
ライヴに行けないままで、今の貴重な水曜日のカンパネラを生で見られないのは残念です。
それにしても
コムアイさんとびびんぱさんの交流も楽しみです。

今度は
「びびんぱ」って言います
って話してみてはいかがですか?
  • [2015/07/16 23:38]
  • |
  • 存在する音楽
  • [ 編集 ]
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存在する音楽さん

楽しみにしていただいていて、ありがとうございます(笑)

実は、びびんばです、って名乗ったこともあるんですよ。
そのときもらったサインがこれ↓です。

https://instagram.com/p/2fvMyEh4km/
  • [2015/07/18 12:42]
  • |
  • びびんば
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なんと!

なーんだ、既に名乗っておられたんですねーv-363
  • [2015/07/18 16:03]
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  • 存在する音楽
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