小沢健二 - 流動体について / 神秘的 

Artist: 小沢健二
Title: 流動体について / 神秘的
Label: Universal Music
Catalog#: TYCT-39050
Format: CD
Released: 2017/02/22
小沢健二が『春にして君を想う』以来19年ぶりにフィジカルでシングルをリリースし、さらにいくつかのテレビ番組に出演したりしたことは、良きにつけ悪しきにつけ、おおいに世間をざわつかせました。
その時点で、好むと好まざるとにかかわらず、僕たちは小沢健二の仕掛けにまんまと乗ってしまったことになります。

「流動体について」は、昨年のツアー "魔法的 Gターr ベasス Dラms キーeyズ"(過去記事)において披露された7曲の新曲のうちのひとつ。
1997年頃の一連のシングル作(『Buddy/恋しくて』『指さえも/ダイスを転がせ』『ある光』『春にして君を想う』 )と地続きな感覚のある楽曲は、ライブで演奏されたときのシンプルなバンド・サウンドではなく、ストリングスを取り入れ、『LIFE』期の楽曲を思わせるアレンジメントが施されている。ストリングス・アレンジを行ったのはもちろん小沢健二の多くの過去作品にかかわっている服部隆之で、あえて自らのパブリックイメージに寄せたこの楽曲に関しては、自己パロディのようにも聴こえる。
で、なぜここにきて自己パロディのような楽曲を発表したのかについては、歌詞を読んで、あるいはこの間のテレビ出演の際に本人の語った内容などから想像するしかないのだけれど、彼なりに自らの並行世界の可能性を確認してみたかったのかな、と思う。
サビの言葉の乗り方がちょっときゅうくつに感じたり、けしてポップスとしてパーフェクトな楽曲ではないけれど、わりと偏屈なコード進行とかも含めてとても気持ちが良い楽曲だと思います。簡単に言うと僕この曲好き。

カップリングの「神秘的」は、2012年に東京オペラシティにて12日間行われたコンサート "東京の街が奏でる" で披露された曲なんだそうですが、こちらは僕としては "魔法的" からもう1曲選んでほしかったなぁと思う。 "魔法的" で演奏された新曲は、どれも小沢健二の新たな地平を垣間見せてくれていたので。

聞くところによると、どうも今回はこの2曲以外の録音は行われていないらしいので(少なくとも国内では)、小沢健二の次の一手というものは当分はないのかな。
でも「流動体について」は、これから何年も聴き続けられる曲だと思います。



Tracklist
01. 流動体について
02. 神秘的
03. 流動体について (instrumental)
04. 神秘的 (instrumental)

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コメント

フジロックにも出ますね。
APHEX TWINも(笑)
  • [2017/03/20 12:38]
  • |
  • kentarock
  • [ 編集 ]
  • TOP ▲

kentarockさん

水カンも(笑)

小沢健二は2ステージだそうですね。
  • [2017/03/20 17:18]
  • |
  • びびんば
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