加納エミリ - 恋せよ乙女
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Title: 恋せよ乙女
Label: EMIRIKA DISC / なりすレコード
Catalog#: NRSP-1274
Format: 12" (Green Clear Vinyl)
Released: 2020/05/20
昨年11月に発売されて以来自分の中でヘビロテ&ロングヒットだった加納エミリの1stアルバム『GREENPOP』から「恋せよ乙女」と「ごめんね」がアナログ・カット。
「恋せよ乙女」はアルバム・ヴァージョンと檸檬によるリミックスの2曲が、「ごめんね」はアルバムのボートラ扱いだった長尺ヴァージョンと初回版CDに付属のリミックス盤に入っていた吉田哲人によるリミックスの2曲が収録されている。
45回転の透明グリーンのカラー・ヴィニール、500枚限定プレス、トレーディングカード付き、という購入意欲を上手い具合に刺激する仕様で、残念ながら僕に届いたトレーディングカードはレアなキラキラではなかったし、使用済みカッターナイフも入っていませんでしたが(ここはわかるひとだけ笑ってください)。
「恋せよ乙女」はCDで聴き慣れたオリジナルも改めてアナログで聴くとベースラインがめっちゃファンキーに感じるし、カッティングギターが特徴的だったオリジナルのアレンジを踏襲しながらもヴォイスサンプルで遊んだりフュージョンぽいギターを弾き足すことで原曲の持つ80年代っぽさにさらに寄せてみせた檸檬のリミックスも面白い。ちなみに檸檬のリミックス・ヴァージョンはこの12インチでしか聴くことができなくて、僕、檸檬は何気にデビュー作から追っかけてるけど、見事にアナログでしか聴けないユニットであることを徹底しているな。
「ごめんね」は歌詞もエピックなエレクトロディスコなトラックも大好きで、もしもカラオケに入ってたらソラで歌えるくらいなんだけど、吉田哲人のリミックスはカラフルでポップで疾走感があって、でも原曲に隠れていた切なさや物憂げな部分もはっきりと感じられるようになっている。この「ごめんね」の吉田哲人リミックスと彼の昨年7インチのみでリリースされたデビュー曲「ひとめぐり」とはアレンジが対になってるということで、聴き比べてみてもまた面白い。「ひとめぐり」もほんといい曲で大好きなんだけど、そういやこの曲もアナログでしか聴くことができないですね。
そもそも加納エミリさんは作詞・作曲・プログラミング・歌唱・ステージパフォーマンスからグッズ通販の発送までを自らこなすことから、個人的にはシンガーソングライターダンサーと呼ばれた岡村靖幸以来の稀有な才能だと思っていて(岡村ちゃんは裏方作業はしないけど)、そんな才能が他のどこでもなくアイドルのシーンから登場して花開いたのは、今の時代を象徴しているのではないかと思っています。
Tracklist
A1. 恋せよ乙女 (CD Mix)
A2. 恋せよ乙女 (檸檬 Mix)
B1. ごめんね (TETTO は NEO NEW MUSIC MIX)
B2. ごめんね (EXTENDED Ver.)
The Best Discs of 2019 2nd Half (2019年下半期ベスト)
加納エミリ / GREEN POP
Chester Beatty全面サポートによる最高すぎるエレポップ/ハイエナジー歌謡。
さて、金沢でテクノと言えば、かつて独Tresorからアルバムも出した元ナガイエリことChester Beattyだと思いますが、昨年11月頃、そのChester Beattyの名前がクレジットされた7インチ・シングルが出ていたので紹介します。
- [2020/06/05 18:55]
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