弐ノ蔵 (札幌・円山)

6月の初訪問から4ヶ月、今年10月に円山の鮨屋「弐ノ蔵」を再訪しました。
前回お邪魔したときに「秋はタチ(鱈の白子)を出しますよ」と大将に言われなければ、今回お店を再訪することどころか、年に2度も札幌を訪れることはなかったでしょう。
つまり今年10月の札幌旅行の主な動機(のひとつ)がこの弐ノ蔵だったのです。
前回は夜の訪問でしたが、今回はお昼の時間帯にしました。
その時々でコースの内容は当然変わるものの、昼と夜で内容が変わることはありません。

カウンター6席のお店ですが、この日は我々と東京から来られたカップルとの2組4名でした。
先ずはビールで乾杯。
ヱビスの小瓶です(うれしい)。

弐ノ蔵はアテの皿数が多いのでワクワクが止まりません。
一皿目はイカのつみれ。ふわふわ。

脱水したホタテと空芯菜のおひたし。
山わさびがとてもいい仕事をしています。

これは鍋ものをお皿の中で模したもの。
スズキの下には春菊のソース。

数の子チーズ、通称カズチー。
今回迂闊にも写真を撮り損ねたので、前回来た時の写真を流用です(1枚目のお店の看板と2枚目のビールの写真も同様)。
めちゃくちゃ日本酒に合う逸品。
あとでおかわりもしました(笑)

というわけで(ビールを飲みながら)日本酒もお願いします。
宮城の山和。

ヒラメを塩麹で和えたやつ。
これも日本酒泥棒です。

出ました、秋のスペシャリテ、冷たいタチのフライ。
油で揚げているわけではないのですが、食感はまさしくフライ。
脳がバグり系とでも言おうか。

日本酒がなくなったので追加を。
滋賀の笑四季(えみしき)のマインドドリフトというお酒だそうです。
サイケなめちゃいいジャケやん。

ここから握りに入ります。
当店スペシャリテの葱鮪。
江戸の葱鮪鍋を鮨に落とし込んだ一品。
江戸時代の小皿に供されます。
ちなみに当店のガリは変わっていて、カリフラワーのピクルスなのです。
通称は「ガリフラワー」(笑)

ヒラメ。

イカははんだごてで軽く火入れがされています。
焼いてるときは店内が縁日のにおいに(笑)

トロ。

水蛸。

カンパチ。

僕は鮨は基本的にビールなのですが、合間に数の子チーズで日本酒をちびちび飲ってたら日本酒がなくなってしまったのでおかわり。
やあ而今ですね、こいつはありがたい。

甘海老。

キンキ。
硝子の少年。

タチのリゾット。
焼いた白子とシャリをぐるぐる混ぜるとあら不思議、リゾット風に、という逸品。
これは忘れられない一皿です。
タチに喜んでると大将から「本店はもっとタチ出ますよ」との言葉。
実はこの弐ノ蔵、「鮨ノ蔵」という有名店の姉妹店でもあります。
「そんなこと言うと次から本店に行きますよ」と答えるとそれはそれでみんなで盛り上がっていければみたいに返されてああいい大将だなと。

ウニは手渡しで。

鉄火です。

わあこれ何だっけ? 鯛か?

なめこ汁。

追加の干瓢。
干瓢巻きの大人な味に最近ようやく目覚めた48歳児です。

玉子の代わりにチーズケーキと水出しコーヒー。
最後までひねくれてます(ほめてる)。
実は前回から値上がりしており、訪問前はお得感も薄れてきたし今回が最後になるんだろうなーとか思ってたのですが、全然そんなことない!
秋の弐ノ蔵に完全にノックアウトされてしまいました。
ちなみにコースの価格に比して支払い金額がひとりアタマ2万ちょっとというのは、やはり酒の値段が破格と言うほかない。
また秋に来ます!
あ、でもその前に本店「鮨ノ蔵」にも行ってみたいなぁ…(笑)
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