【ビール】サントリー サントリー生ビール 


今年の4月4日にサントリーから新しいレギュラー価格帯のビール、サントリー生ビールが発売されています。

サントリー生ビール|サントリー

サントリー生ビール|サントリー

グッとくる飲みごたえとかつてない飲みやすさの、新しい生ビールです。味わいの特長やこだわり、製品情報をご紹介します。

サントリーは言わずもがな、ザ・プレミアムモルツという本邦のビールの歴史に大きく残る大傑作を生み出したメーカーであることから私の評価はすこぶる高いのですが、プレモル以前からモルツというドイツのビール純粋令に則したレギュラー価格帯のビールを作っていたことから、元々好感度は高かったのであります(当時はサントリーのモルツ以外の主要なメーカーのレギュラー価格帯のビールはすべて副原料を使っていた)。

さてこの度のサントリー生ビールについてはそのあたりどうなんでしょう。
結論から言えば、このビールは、麦芽とホップの他にもコーンなどの副原料を使用した、ビール純粋令に則していないビールとなっています。
しかもこの商品と入れ替わるように、サントリーのレギュラー価格帯ビールの通年商品であったザ・モルツ(2015年にモルツからリニューアル)が、あろうことか終売となりました。
これはやらかしましたねサントリーさん。

サントリー生ビールという商品名は、2021年のリニューアルに伴う通年販売再開以後好調なアサヒ生ビールの二番煎じと思われても仕方がない。
そして飲んでみてわかるのは、副原料を使用していることからも想像できる通り、キレ、辛口、風味の淡白さといった特徴を持った、アサヒ スーパードライのエピゴーネンとも言えるビールだということ。
これを主力商品に位置付けようとするサントリーの戦略は理解に苦しみます。ビール好きな人の所業とは思えない。

別に副原料使ってもまったく問題ないんです。くだんのアサヒ生ビールをはじめ、副原料を使った美味しいビールはいくらでもあるんですから。
私のようなビール好きがメーカーに望むことは、実はそれほどビールになんて興味がない圧倒的大多数の消費者に阿ることなく、トレンドの半歩先をいく美味しいビールを世に送り出し続けてほしいということだけ。例えばサントリー ザ・プレミアムモルツのような。

さあこれでレギュラー価格帯の大手メーカーでビール純粋令に則った通年販売しているビールはキリン 一番搾りだけになってしまった。
キリンの評価がますます上がらざるを得ない気がします。

関連記事
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://acidovertherainbow.blog54.fc2.com/tb.php/2250-47168175