Avalon (監督:押井守/2001) 

BS 2で押井守作品を一挙放送してたんだけど、すっかり見逃してしまっていて、観たのは最終日のみ。
『Avalon』はアニメではなく実写映画で、全編ポーランドロケ。出てる役者もポーランド人なら喋ってる言葉もポーランド語で、"Avalon" というヴァーチャルな非合法オンラインゲームが存在する近未来(?)のポーランドが舞台。
ヴァーチャルの世界からさらに別のヴァーチャルの世界に入り込んでメタ化していくと、元いた自分の世界も実はヴァーチャルだったんじゃないかとか、何がリアルで何がヴァーチャルなのかわからなくなってくる。暗いセピアカラーに処理された映像がその洞窟の中のような閉塞感を効果的に表現している。
実は『Avalon』の前に『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』が放送されていたのだけど、描いているテーマは実はそう大差ないような気がする。ヴァーチャルであっても現実と同じくらいリアルに感じることが出来るのなら、それはもう現実そのものである、例え本当の自分は病院のベッドの上でも、今、ここにいる自分が現実であったとして何が悪いのだ、という。
決して唯物論的な考え方ではないけど、真実の一側面を現わしてるよなあ。トリップの発想であり、正直ちょっと怖い考え方ではあるけど。そしてこんな作品を作り続ける押井守というひとは、本当にニホン映画界の巨星だと思う。


アヴァロン Avalonアヴァロン Avalon
(2001/07/25)
マウゴジャータ・フォレムニャック、ヴァディスワフ・コヴァルスキ 他

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