Sweet Exorcist - Clonk's Coming (C.C.C.D.) (Warp/1991)
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Label: Warp Records (WARP CD 1)
Format: MP3
Released: 1991
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BleepでWarpのアルバム (MP3) が6.99US$で売られているのを知って、持っていないものの中からWarpのパブリックイメージからは少し外れたダンスものを厳選して7枚ほど買ってしまいました。通勤時間に順番に聴いてるので、順番に紹介したいと思います。
先ずは記念すべきWarpのアルバムとしての1stリリース、Sweet Exorcistの『Clonk's Coming』です。Sweet ExorcistはCabaret VoltaireのRichard H. KirkとDJ Parrotのユニットで、ユニット名はCurtis Mayfieldのアルバムから。Richard H. Kirkは、以後もWarpと関わることになります。
80年代末から90年代初頭にかけて、当時のレイヴと共鳴しながらヨーロッパで勃興したノーザン・ハウスの代表的なユニットですが、アナログシンセサイザーによるピーとかプーといった生の電子音をフィーチュアしたそのサウンドは別名ブリープ・ハウスとも呼ばれました。音楽史的にはノーザン・ハウス(またはブリープ・ハウス)はまぎれもなくシカゴハウス/シカゴアシッドの亜種であり、ノーザン・ハウスがその後のユーロテクノの礎となったことを考えると、ヨーロッパにおけるテクノという音楽は、デトロイトからではなくシカゴから派生したものであることが理解出来ます。これは歴史的事実です(テストに出るから覚えておいて下さい)。
このアルバムのサウンドの基本は、TR-808を多用したボテボテとしたグルーヴのシカゴアシッドのコピーをTB-303を使わずに他のアナログシンセを使ってやってみました、といったところ。しかし、唯一TR-909を使った、リズムにものすごい音圧のある#04「Trick Jack」という曲がめっさかっこええ。
オリジナル・シカゴアシッド好きは、808 Stateの1stと並んで聴くべき。シカゴハウスがヨーロッパに伝染した歴史的瞬間の真空パック。
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Tracklisting:
01. Mad Jack
02. Track Jack
03. Jack Jack
04. Trick Jack
05. Kick Jack
06. Psych Jack
07. Clonk's Coming
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コメント
懐かしいアルバムが出て来ましたね。
これ自分には肌が合わなくて結局売り飛ばしちゃいました。
代わりに同じくWARPから出てるVirtual Stateは
インテリジェントテクノでお気に入りです。
しかしまあ何故キャバレーボルテールがテクノ化したのかは、
僕には想像も及びません。
これ自分には肌が合わなくて結局売り飛ばしちゃいました。
代わりに同じくWARPから出てるVirtual Stateは
インテリジェントテクノでお気に入りです。
しかしまあ何故キャバレーボルテールがテクノ化したのかは、
僕には想像も及びません。
>> マチュさん
Richard KirkのほかのWarpからの作品は、実はまだ聴いたことがないのです。
Cabaret Voltaireはじめ、色んなバンドをテクノ化させるくらい、
当時のハウスミュージックやレイヴの登場は衝撃だったんでしょうね。
Cabaret Voltaireはじめ、色んなバンドをテクノ化させるくらい、
当時のハウスミュージックやレイヴの登場は衝撃だったんでしょうね。
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