DJ Shadow - Endtroducing... (Mo Wax/1996)
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Label: Mo Wax (MW 059 CD)
Format: CD
Released: 1996
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このアルバムがリリースされた1996年と言えばテクノシーンを発端にトリップホップなるムーヴメントが沸き起こっていた頃で、先導したのはMo Waxからリリースされたコンピレーション『Headz』であり、そして決定打となったのが、同じくMo WaxよりDJ Krush「Kemuri」とのカップリングでリリースされたDJ Shadowの「Lost & Found」だった。ほかにもMo WaxはCarl CraigやRichie Hawtinをリミキサーに起用するなど、ヒップホップのレーベルとしてはかなり先鋭的な動きをしていたわけで、本作は、当時としても満を持してリリースされた感が強かった作品。僕はと言えばリリース時、今は亡き心斎橋のタワレコの試聴機で聴いて、#02「Building Steam With A Grain Of Salt」のビートが入って来た瞬間速攻レジに走ったという思い出がある。
ラフでざっくりとしたファットなブレイクビーツ、全編を覆う美しいまでに刹那的な空気感、そしてあらゆるソースから抽出されたことが想像に難くない、繊細である種サイケデリックとも言えるサンプリング・・・。
先日何かの気まぐれでこのアルバムをiPodに入れて、今日、多分10年振りくらいで通しで聴いたけど、いまだにレコ屋でこのアルバムが売られている理由が改めてよくわかった気がする。ブレイクビーツ・ミュージックの金字塔。
結局このアルバム以降DJ Shadowの作品は聴いていないけど、『Endtroducing...』が好きならこのアルバムもオススメとか、このアーティストも聴けみたいなのがあったら教えて下さい。特にJosh Davis好きを自認する貴方。
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Tracklisting:
01. Best Foot Forward
02. Building Steam With A Grain Of Salt
03. The Number Song
04. Changeling
05. What Does Your Soul Look Like (Part 4)
06. Untitled
07. Stem/Long Stem
08. Mutual Slump
09. Organ Donor
10. Why Hip Hop Sucks In '96
11. Midnight In A Perfect World
12. Napalm Brain / Scatter Brain
13. What Does Your Soul Look Like (Part 1 - Blue Sky Revisit)
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- [2007/10/16 23:39]
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コメント
そうだよ。今聞いてもカッコいいし、間違いなく才能は本物。
DJ Shadowは天才だよ。
こう言うのを期待されるから、今回のアルバムの評価が低かったんだと思う。
しかし、一リスナーとして、ジョシュの進化の過程と彼の求める音を垣間見れることは本当にラッキーだと思ってる。
消費音楽が溢れる中で、こういう逸材は10年に一人出れば良い方だし、出会えて聞けてることは本当に素晴らしいと思うわ。
I love Josh Davis!
DJ Shadowは天才だよ。
こう言うのを期待されるから、今回のアルバムの評価が低かったんだと思う。
しかし、一リスナーとして、ジョシュの進化の過程と彼の求める音を垣間見れることは本当にラッキーだと思ってる。
消費音楽が溢れる中で、こういう逸材は10年に一人出れば良い方だし、出会えて聞けてることは本当に素晴らしいと思うわ。
I love Josh Davis!
この時代のmo waxは本当に時代と添い寝したレーベルでした。
例えば今ならninja tuneがed bungerなら、mo waxはkitsuneみたいな感じだったとでも言えるかと。
それくらい、えっ、こいつもmo waxから出すのっ!てくらいすごかったです。
そういや、ちょっと前にorgan donorをねたにしたトラックがでてまして、最近のお気に入りでした。
http://www.cisco-records.co.jp/html/item/003/011/item266803.html
でも、確かにこれと似た空気の音楽ってあまり思いつかないですね。
例えば今ならninja tuneがed bungerなら、mo waxはkitsuneみたいな感じだったとでも言えるかと。
それくらい、えっ、こいつもmo waxから出すのっ!てくらいすごかったです。
そういや、ちょっと前にorgan donorをねたにしたトラックがでてまして、最近のお気に入りでした。
http://www.cisco-records.co.jp/html/item/003/011/item266803.html
でも、確かにこれと似た空気の音楽ってあまり思いつかないですね。
>> miss luneさん
もう進化の終わった過去のものをあと聴きで聴くんじゃなくて、
現在進行形の変化の過程を目の当たりに出来ることがラッキー
ってことだよね。
新しいアルバムは(も)聴いてないけどあまり評価良くないの?
久しぶりに1st聴いてみて、2nd以降も聴いてこうかなと
思い始めてるところ。
現在進行形の変化の過程を目の当たりに出来ることがラッキー
ってことだよね。
新しいアルバムは(も)聴いてないけどあまり評価良くないの?
久しぶりに1st聴いてみて、2nd以降も聴いてこうかなと
思い始めてるところ。
>> mats3003さん
一応僕の中でつながってると言うか、似た空気を感じるものとして
Sabres Of Paradiseを取り上げてみました。
忍者がEd BangerでMo Waxがきつねっていう置き換えは
個人的にズッパマリです。
この頃のMo Waxには好きな作品がたくさんあるのですが、
レーベルとして好きになれなかったのはJames Lavelleが
嫌いだからです(笑)
そして同様に、実はきつねも大嫌いです(爆)
Sabres Of Paradiseを取り上げてみました。
忍者がEd BangerでMo Waxがきつねっていう置き換えは
個人的にズッパマリです。
この頃のMo Waxには好きな作品がたくさんあるのですが、
レーベルとして好きになれなかったのはJames Lavelleが
嫌いだからです(笑)
そして同様に、実はきつねも大嫌いです(爆)
僕も昔と比べたらkitsuneは好きじゃないなあ(笑)
セイバーズのアルバムは確かにテクノサイドからのアプローチとして、異母兄のような作品ですね。
結局、mo waxってjames lavelleというアーティストにどこまで共感できるかっていうレーベルでしたから、レーベルがエッジィじゃなくなるのも早かったですね。
個人的にはjamesのことは好きじゃないけど、評価はしてました。
セイバーズのアルバムは確かにテクノサイドからのアプローチとして、異母兄のような作品ですね。
結局、mo waxってjames lavelleというアーティストにどこまで共感できるかっていうレーベルでしたから、レーベルがエッジィじゃなくなるのも早かったですね。
個人的にはjamesのことは好きじゃないけど、評価はしてました。
>> mats3003さん
音楽を手段のひとつくらいにしか考えていないレーベルやアーティストとは
相容れない気持ちが強いです。
僕にとっては音楽そのものが目的みたいなものなので。
相容れない気持ちが強いです。
僕にとっては音楽そのものが目的みたいなものなので。
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あらゆるジャンルの音楽を呑み込み進化し続ける「ロック」。であれば、やはり通常はロック以外のジャンルに括られている作品にも耳を傾けなければならないでしょう。DJ Shadowの1stアルバム『Endtroducing...(エンドトロデューシング)』。1996年発表。これはヒップ...
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