BOØWY - Last Gigs Complete (EMI/2008)
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Label: EMI Music Japan (TOCT-26540 )
Format: CD×2/MP3
Released: 2008
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Amazon.co.jp >> iTS (旧盤)>>
良くも悪くも、その後の二ホンのロックバンドのベンチマークとなったBOØWYが、20年前の1988年4月5日に行なった再結成ライヴの音源の完全版がリリース。たまに勘違いされる方がいるようなので一応書いておくと、BOØWYの解散日はあくまでも1987年12月25日であり、この "Last Gigs" は、解散から3ヶ月余り後の早すぎる再結成というのが公式見解です。
旧盤『Last Gigs』から、伝説のアンコール5曲を含む全11曲を追加収録。今回はMCも収録されており、ファンにとってはまさに待ち望んだ末のリリースと言えるでしょう。DVDも同発。一方では、ここ数年のBOØWYを取り巻くEMIの商売のやり方への批判もファンの間では渦巻いているようですが、僕個人としては、およそ15年ほどこのバンドの音から遠ざかっていたので、いい意味での距離感を持って、ニュートラルな感覚で聴くことが出来たんじゃないかと思います。まぁ懐かしい。それだけですわ。
ただ、今回新たに収録されたMCなんかを聴いて、BOØWY解散以後はひたすらマッチョイズムに突き進んでいる感のあったヒムロックの印象がちょっと変わった。これは僕にとっては20年目の収穫。あとはまぁ、BOØWY関連で各メンバーの解散後の活動も含めて、僕がいちばん好きな作品は布袋の1stアルバム『Guitarhythm』だというヒネクレ具合なもんで、やっぱり布袋のギターはライヴよりもスタジオ仕事の方がソリッドかつマシーン・ライクでカッコイイよなぁ、ということを再認識しました。
蛇足ながら、その『Guitarhythm』というアルバムは、80年代後半当時のマッドチェスター・ムーブメントと完全に同期した、最高にスリリングなエレクトリック・サウンドでオススメです(布袋はそもそもエレクトロニックミュージック好きなんですよね)。このアルバムがニホンの音楽業界ではほとんど評価されてないのが僕には理解出来ん。
![]() | “LAST GIGS” COMPLETE (2008/04/05) BOΦWY 商品詳細を見る | ![]() | LAST GIGS COMPLETE (2008/04/05) BOΦWY(ボウイ) 商品詳細を見る |
Tracklisting:
CD1
01. PROLOGUE (PROLOGUE 1988)
02. B・BLUE
03. ハイウェイに乗る前に
04. BABY ACTION
05. BAD FEELING
06. 1994 -LABEL OF COMPLEX-
07. DRAMATIC? DRASTIC!
08. MARIONETTE
09. わがままジュリエット
10. LONGER THAN FOREVER
11. CLOUDY HEART
12. WORKING MAN
13. PLASTIC BOMB
14. JUSTY
CD2
01. IMAGE DOWN
02. BEAT SWEET
03. NO! NEW YORK
04. ONLY YOU
05. DREAMIN'
06. ON MY BEAT
07. BLUE VACATION
08. RENDEZ-VOUS
09. ホンキー・トンキー・クレイジー
10. NO! NEW YORK
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BOØWY - Last Gigs Complete (EMI/2008) 2008/05/03
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- [2008/05/03 01:09]
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コメント
ジーザス・ジョーンズとも一緒にやってたなぁ
びびんばさん、こんばんは。
実はテクノやハウスを聞くまでは布袋氏の音を聞いていた(正確にはNHKでやっていたラジオ番組の影響が大。ちなみにKAGAMIもそうだったらしいですね)私赤い惑星が俺、参上!です。
確かに布袋はエレクトロニックミュージックが好きみたいですが(クラフトワークにあわせてギターを練習したり、DAFやニッツァー・エブが大好きなのを公言してました)、ファーストソロ製作当時はロンドンでアシッドハウスが流行りまくっていただろうに、どうしてそれを取り入れなかったんだろう?とテクノを聞くようになってからずっと思ってました。それこそリミキサーをバンバン起用して、ロックとダンスの架け橋になる事も出来たと思うのですが(まぁ彼だけにそれを押し付けるのもどうかと思いますが・・・)。
個人的に"アニキ”みたいな感じで祭り上げられて(本人もまんざらじゃなさそうだった)以降興味が薄れてしまいましたが、前述のラジオ番組でロックからパンク、ニューウェーブ(DAFを初めて聞いたのも電気ではなく布袋からでした)、映画音楽等様々なジャンルの音楽を聴けたのは、今の自分に凄く影響を与えているなと思います。
実はテクノやハウスを聞くまでは布袋氏の音を聞いていた(正確にはNHKでやっていたラジオ番組の影響が大。ちなみにKAGAMIもそうだったらしいですね)私赤い惑星が俺、参上!です。
確かに布袋はエレクトロニックミュージックが好きみたいですが(クラフトワークにあわせてギターを練習したり、DAFやニッツァー・エブが大好きなのを公言してました)、ファーストソロ製作当時はロンドンでアシッドハウスが流行りまくっていただろうに、どうしてそれを取り入れなかったんだろう?とテクノを聞くようになってからずっと思ってました。それこそリミキサーをバンバン起用して、ロックとダンスの架け橋になる事も出来たと思うのですが(まぁ彼だけにそれを押し付けるのもどうかと思いますが・・・)。
個人的に"アニキ”みたいな感じで祭り上げられて(本人もまんざらじゃなさそうだった)以降興味が薄れてしまいましたが、前述のラジオ番組でロックからパンク、ニューウェーブ(DAFを初めて聞いたのも電気ではなく布袋からでした)、映画音楽等様々なジャンルの音楽を聴けたのは、今の自分に凄く影響を与えているなと思います。
再結成話に感動!僕BOØWYは全然通ってないのでビックリしましたよ。
んで、僕も布袋の1st、2ndは聴きました。面白いですよね。
で、赤い惑星さんの意見で思ったのですが布袋はテクノとか好きだけどテクノその物をやる気は無かったんじゃないかなと。ジグジグのライナーが布袋なんですけどサイバーパンクとかのイメージ的な部分が好きっぽいですよね。それもある意味ロックだなあって思いました。
それからリミキサーをバンバンってのは時代背景でしょうね。いくら売れてても結局はビジネスですから中々やれなかったと思います。結局デジロック期にやっとみたいな。
あと僕の中で布袋と並ぶ面白いバンドマンに今井寿がいます。この人は布袋よりもガンガンに吸収して吐き出すタイプだと思います。特に「狂った太陽」というアルバムは楽曲のUKっぽさは勿論、音作りまでやばいです。
ここ最近の生ぬるいバンドメンに布袋&BUCK-TICKを聴かせたいです。あつくなっちゃった!
んで、僕も布袋の1st、2ndは聴きました。面白いですよね。
で、赤い惑星さんの意見で思ったのですが布袋はテクノとか好きだけどテクノその物をやる気は無かったんじゃないかなと。ジグジグのライナーが布袋なんですけどサイバーパンクとかのイメージ的な部分が好きっぽいですよね。それもある意味ロックだなあって思いました。
それからリミキサーをバンバンってのは時代背景でしょうね。いくら売れてても結局はビジネスですから中々やれなかったと思います。結局デジロック期にやっとみたいな。
あと僕の中で布袋と並ぶ面白いバンドマンに今井寿がいます。この人は布袋よりもガンガンに吸収して吐き出すタイプだと思います。特に「狂った太陽」というアルバムは楽曲のUKっぽさは勿論、音作りまでやばいです。
ここ最近の生ぬるいバンドメンに布袋&BUCK-TICKを聴かせたいです。あつくなっちゃった!
布袋好きがここにも1人(笑)
guitarhythmは1も2も大好きです。
1のc'mon everybodyは、いつかクラブでかけたいと思い、CDケースにずっと入れてるのですが、どうしてもタイミングがつかめないです。
後、最高なのはbeat emotionの途中のzeppelinのドラムブレイクのサンプリング!
布袋は群馬時代にroutine jazzの小林径の後輩だったらしく、小林がニューウェイブの血を注ぎ込んだらしいです。昔、bounceの対談で読みました。
ちなみに僕もNOW!さんの言うように今井寿は大好きです。
もう1人あげるなら、hideですね。
hideが後、5年生きてたら、日本のロックシーンは全然違ってたはずなんです。
guitarhythmは1も2も大好きです。
1のc'mon everybodyは、いつかクラブでかけたいと思い、CDケースにずっと入れてるのですが、どうしてもタイミングがつかめないです。
後、最高なのはbeat emotionの途中のzeppelinのドラムブレイクのサンプリング!
布袋は群馬時代にroutine jazzの小林径の後輩だったらしく、小林がニューウェイブの血を注ぎ込んだらしいです。昔、bounceの対談で読みました。
ちなみに僕もNOW!さんの言うように今井寿は大好きです。
もう1人あげるなら、hideですね。
hideが後、5年生きてたら、日本のロックシーンは全然違ってたはずなんです。
>> 赤い惑星さん
NHK FMの『ミュージックスクエア』ですよね。僕も聴いてました!
僕の印象では、布袋はアシッドハウス以降のダンスミュージックに特化したエレクトロニックミュージックには、もともとそれほど関心を示していなかったように思います。
あくまでロックとの接点を持ったエレクトロニック(あるいはエレクトリック)ミュージックが好きだったのではないでしょうか。
だからデジタルロックのリミックス盤を出したときは、半ばうんざりしながらも(笑)「やっぱり!」と思ったものでした。
僕の印象では、布袋はアシッドハウス以降のダンスミュージックに特化したエレクトロニックミュージックには、もともとそれほど関心を示していなかったように思います。
あくまでロックとの接点を持ったエレクトロニック(あるいはエレクトリック)ミュージックが好きだったのではないでしょうか。
だからデジタルロックのリミックス盤を出したときは、半ばうんざりしながらも(笑)「やっぱり!」と思ったものでした。
>> NOW!さん
ジグジグは布袋のラジオで聴いて衝撃を受け、レンタル屋に走ったクチです。そうか、彼、ライナーも書いてたんですね。
「サイバーパンクとかのイメージ的な部分が好きっぽい」っていうのはきっと正解だと思います。自分のギターは機械のように正確だとかいう話しを、ラジオで得意げに(?)していたのを覚えていますもん。
BUCK-TICKは早い時期からヨーロッパのテクノ系リミキサーを使ったバンドでしたね。
あのリミックスアルバムも、写真集と抱き合わせにしてなんとかビジネスとして成立させようとしたレコード会社側の苦しい思惑が見て取れましたが(←いじわるな書き方!)。
「サイバーパンクとかのイメージ的な部分が好きっぽい」っていうのはきっと正解だと思います。自分のギターは機械のように正確だとかいう話しを、ラジオで得意げに(?)していたのを覚えていますもん。
BUCK-TICKは早い時期からヨーロッパのテクノ系リミキサーを使ったバンドでしたね。
あのリミックスアルバムも、写真集と抱き合わせにしてなんとかビジネスとして成立させようとしたレコード会社側の苦しい思惑が見て取れましたが(←いじわるな書き方!)。
>> mats3003さん
僕も『Guitarhythm』は2までが好きです。
3でマスに向かった感じがして、それ以降徐々に布袋から離れて行ったんですが(ラジオが終わった時期とも関係してるかも)。
hideに関しては正直シングル数曲と田中フミヤの参加したリミックスアルバム位しか知らないんですけど、良い意味で時代を読む目に長けたミュージシャンなんだなあと思った覚えがあります。
3でマスに向かった感じがして、それ以降徐々に布袋から離れて行ったんですが(ラジオが終わった時期とも関係してるかも)。
hideに関しては正直シングル数曲と田中フミヤの参加したリミックスアルバム位しか知らないんですけど、良い意味で時代を読む目に長けたミュージシャンなんだなあと思った覚えがあります。
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