The Best Discs of 2014 

The Best Singles & EPs of 2014

01 岡村靖幸w小出祐介 / 愛はおしゃれじゃない

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02 Especia / Gusto (7" Vinyl Sampler)

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03 チームしゃちほこ / いいくらし EP

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04 Ben Sims / Break Glass


05 Kaela Kimura xxx Takkyu Ishino / Funkytown

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06 ぱいぱいでか美 / PAINPU

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07 岡村靖幸 / 彼氏になって優しくなって

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08 OTOOTO22 / MEMORIZE.EP


09 Instant 303 / Instant 303


10 SERi / Acid 3

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11 VA / Light Wave '14 Vol.1/2/3

12 Luke Vibert / Halloween
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13 Zinc / Structures 1
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14 Herbert / Part 6
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15 Todd Osborn / Put Your Weight On It
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16 Head Front Panel / HFP#001

17 Blacknecks / Blacknecks 006

18 Ratchett Traxxx / 002
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19 Dimitri Veimar / Everyone In NY

20 Jerome Hill / Paper Bag Acid
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The Best Albums of 2014

アルバム編は例年同様ecrn awardさんのほうに書かせていただきました。2014年の総評みたいなこともそっちに書いてますので、あわせてチェックをお願いします!
 ↓ ↓ ↓

909state - fantastic flight EP 

Artist: 909state
Title: fantastic flight EP
Label: DESTRUCTION BABY
Catalog#: DB-004
Format: File
Released: 2014/10/28
909stateのセルフ・レーベルDESTRUCTION BABY、7ヶ月振りの第4弾、4曲入りEP。ジャケット画像はスティールパンですかね。
今回は909さんが得意とするアシッドやミニマルではなく、モンドなサンプルの乗ったラウンジ・ステップ。タイトルの "fantastic" って単語はやっぱり某ジャパニーズ・レーベルの某モンド・ドラムンベース・ユニットから採られてるのかな。それともモンゴルの王みたいなあだ名で呼ばれてる京都出身DJによる某お洒落ユニット?
909さんの作るドラムンベースは今までもSoundCloudとかで何曲か聴く機会があったけど、ざっくりした感触のブレイクビーツがめちゃくちゃ気持ち良くて大好きなんですよね。
本作はLuke Vibertが好きなひとなんかにもぜひ聴いてほしい。



Tracklist
01. fantastic beats
02. fantastic flight
03. fantastic bass
04. fantastic ending

Posthuman ‎- The Benz EP 

Artist: Posthuman
Title: The Benz EP
Label: Balkan Vinyl
Catalog#: BV10
Format: MP3
Released: 2012
[試聴]
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ここ数年のUKでは珍しく "テクノであること" に主眼を置いたレーベルBalkan Vinylを主宰する2人組Posthumanによる自身のレーベルからのシングル。Balkan Vinylは毎回配信と同時にヴァイナルも切っていてえらいなぁと思います。
タイトル曲「The Benz」は、90年代のアシッド・リヴァイヴァル期を思い起こさせるアシッド・テクノ。昨年レーベルのBandcampで公開されたコンピ『Acid Relief』(0円から買えますが、もしよければいくらかでも払いましょう)にも収録された曲ですね。それを、ハードテクノで名を馳せたBen Simsと、Two Lone Swordsmenでは長年Andrew Weatherallの相棒を務めたRadioactive ManことKeith Tenniswoodの2人がそれぞれリミックス。
Ben Simsは、ざらついた質感と低空飛行のグルーヴで緊張感を持続させるアシッド・ハウスに。これは悪い音だ。明らかに不良大人の音楽。
いっぽうRadioactive Manは、お得意のエレクトロ(オールドスクール・エレクトロね)に料理。
最後の「Company Man」はレイヴ・シンセとヴォイス・サンプルを繰り返すハウシーなトラック。今年はレイヴ・シンセがトレンドのひとつでしたね。
というわけでこのシングルはBen Simsのリミックスが良いです。
ところでこのBalkan Vinylってレーベル、新興レーベルの割には、今回のリミキサー陣のみならず、Altern 8の片割れMark Archerとか(過去記事)LFOとかLuke Vibertとか、はたまたB12とかPlaidといったUKテクノの大御所を次々と起用しているけど、一体どんなコネクションを持っているのだろう。主宰しているパーティーから派生しているのかな。



Tracklisting:
01. The Benz (Original Mix)
02. The Benz (Ben Sims Acid Remix)
03. The Benz (Radioactive Man Remix)
04. Company Man

Plug - Back On Time 

Artist: Plug
Title: Back On Time
Label: Ninja Tune
Catalog#: ZENCD 177
Format: CD
Released: 2012
[試聴]
[Amazon.co.jp] [iTunes Store]
昨年末最大のニュースは、と言うか昨年最後のニュースは、間違いなくPlug復活の報だったろう。
Plugとは、Luke Vibertがドラムンベースをやるときの名義で、1995年から1997年にかけて活動していた。とか書くとあまりにも簡単すぎて、ふーんそうなんだー、で終わってしまいそうだが、はっきり言ってPlugの音は衝撃だった。暴力的な高速アーメン・ブレイクを切り刻んだ初期衝動むき出しのビーツに、何故かラウンジ・ミュージック然としたジャジーなレイドバックしたウワもの。言っとくけどSquarepusher登場以前の話ですよ。ドラムンベースとしては異質であったが故に、当時のUKドラムンベースのシーンでは受け入れられることはなく、その受け皿となったのはむしろテクノを聴いているひとたちだった(注:まぁ今ほどテクノとドラムンベースやその他のクラブ・ミュージックとの間に明確な垣根があったわけではないし、そもそもLuke Vibertはテクノ・シーンで聴かれていたひとではあったが)。この当時のPlugの代表曲をひとつだけ選ぶとすれば、僕はRising Highから出たシングル『Plug 2: Rebuilt Kev』に収録の「Military Jazz」を挙げたい(YouTube)。ケンイシイもミックスCDに使用したこの曲が、Plugの音楽性を雄弁に物語っている。
さて、本作『Back On Time』は15年振りとなるPlugのアルバムだ。と言っても新作ではなく、60曲ほど存在するという当時の未発表曲から選ばれた編集盤ということで、当たり前ではあるがブランクを感じさせない当時と同じ音が聴こえる。15年経ってもこの音の気持ちよさは変わっていない。
ひとつ不満なのは、僕のまわりやいつも見ているblogやTwitterのタイムラインなどで、この度のPlugの復活劇についてまったく話題になっていないことだ。僕の交流がせまくて目に入らなかっただけかもしれないけど、しかしこれはずいぶんもったいないことで、以前SoundmurdererのRewindからリリースされた未発表曲の12"とは違って今度はNinja Tuneからということで非常に手に入れやすい。ニホン盤も出てるし、配信でも手に入る。是非この機会にPlugの音楽に改めて触れて欲しい。だって、このアルバムが売れたら、近い将来の次作も期待出来るんじゃないかと思うからだ。
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Mark Archer - Frequency Remixes 

freaquency.jpgArtist: Mark Archer
Title: Frequency Remixes
Label: Balkan Vinyl
Catalog#: BV08
Format: 12" and FLAC/ALAC/AAC/MP3
Released: 2011
[試聴]
[Amazon.co.jp] [iTunes Store]
防塵マスクと防護服に身を包んだ伝説のレイヴ・デュオAltern 8による1991年のハードコアテクノの名トラック「Frequency」が、リリースから20年の記念に(かどうかは知らないが)メンバーの片割れMark Archerの名義で復活。今回のリリース元はロンドン発の新興テクノレーベルBalkan Vinylだ。
僕はbandcampのサービスを利用したレーベルのサイトから12"(ちなみにイエロー・ヴィニール!)を予約購入したのだが、発売日にダウンロード・コードがメールで送られて来て、ディジタル版をダウンロードすることが出来た。今、音楽のリリースの仕方は、ダウンロード、CD、アナログ、マニアックなところではカセットテープとか、またそれらの組み合わせ技なんかも含めて色々な方法があるけど、ことクラブミュージックに関しては、今回のようなアナログ+ダウンロードという組み合わせが、個人的にはいちばんいいかな、という気がする。
で、リミキサーなんだけど、アナログにはLuke Vibert、DMX Krewの変名Asylum Seekers、AGT Rave Cru、そしてBen SimsとMark BloomとPaul MacによるKilla Productionsの4組が参加しており、さらにディジタル版にはDatassetteとChevronの2組も追加で名を連ねている。
この中で面白かったのは、オリジナル・ヴァージョンのレイヴ感に新たな解釈を加えてラウンジ・ブレイクに作りかえたLuke Vibertによるリミックス・ヴァージョンだろう。あと、件のシンセリフをチョップしたDMX Krewの変名レイヴ懐古プロジェクトAsylum Seekersリミックスも捨て難い。ま、それでもやっぱり何だかんだでオリジナルがイチバンなんだけど(←懐古房)。
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