TM NETWORK - DRESS2

Title: DRESS2
Label: avex trax
Catalog#: AVCD-38877
Format: CD
Released: 2014/04/22
個人的にリアルタイムでいちばん聴き込んだであろうTMのアルバムは『DRESS』なので、今回のTM30周年に合わせてリリースされるセルフ・リプロダクト・アルバムのタイトルが『DRESS2』であることを知ったときは、嬉しさの反面、使える過去の財産は少しでも使って商売するぞという姿勢を見せつけられたような気になってだな…。まだ外部のプロデューサーに依頼した『DRESS』の名前を使うくらいなら、まがりなりにも小室哲哉が自前でリアレンジした『CLASSIX 1』と『CLASSIX 2』にちなんで『CLASSIX 3』とかの方がまだ良かったんじゃないかとも思ったり。
ちなみに僕『CLASSIX 1』と『CLASSIX 2』も好きでした。今思うと、聴きなれた曲が新たなアレンジに変身することによる意識の変容みたいなのが好きだったのかも。
サウンドの方は、ここ最近ずっと小室哲哉が入れ込んでるEDM路線で、これはもうどうしようもなく予想の範囲内だったのだけれど、T.UTSUのヴォーカルをほぼ全曲録り直していることには驚いたし、彼らの本気度を感じもした。
ただやっぱり、正直言って今の(て言うかここ20年の)T.UTSUのヴォーカルは残念としか言いようがないんだけれど。昔もけして巧いヴォーカリストではなかったけど、声質の張りや艶やかさはもう聴く影もないなぁ。もう少しトレーニング積んだ方が良いよ、とか周りに言ってくれるひといないのかな? 華原朋美をもう少し見習った方がいい。
ま、そんな細かい(?)不満は別として、新たなドレスをまとったTMの珠玉の作品を、僕は嬉しく楽しんでいるところです。ニューアルバムはおそらく "CAROL2" 的なものになるんだろうけど、こちらも楽しみで楽しみで。
![]() | DRESS2 (2014/04/22) TM NETWORK 商品詳細を見る | ![]() | DRESS (2013/11/27) TM NETWORK 商品詳細を見る |
Tracklist
01. Come on Let's Dance 2014
02. Get Wild 2014
03. Self Control 2014
04. Be Together 2014
05. Just One Victory 2014
06. I am 2013
07. RAINBOW RAINBOW 2014
08. ACCIDENT 2014
09. 金曜日のライオン 2014
10. 永遠のパスポート 2014
- [2014/06/22 23:21]
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Cracked - The U.S. Remixes EP (TSF/1996)

坂本龍一氏、高中正義氏、松武秀樹氏、椎名和夫氏が発起人となり、PSE法に対する電子署名が行われています。
電気用品安全法(PSE法)に対する署名 >>
PSE法については、こちらのサイト等をよくご覧の上、趣旨に賛同して頂ければ是非署名をお願いします。このまま行けば、今年の4月以降、ニホンの電子音楽が少なからぬ影響を受けることは必至だと思われます。
さて、ここんとこ忙しくて、アルバム1枚レビューする体力がありません(笑)。なので、こないだiTMSで見つけたブツ(シングル)を。
Crackedというジャーマン・トランス・ユニットの曲を、Joey BeltramとDamon Wildという2人のNYテクノ・プロデューサーがリミックスしたEP。元々のリリースは10年前で、リリース元のTSFというレーベルは、どうやらハンブルグのSuperstition系列のレーベルのようです。
Damon Wildは個人的に10年以上のファンなので、彼のミニマル・アシッドも捨て難いですが、ここはやはりBeltramでしょ。
ハードでパーカッシヴな、みんなが大好きな昔の荒々しいBeltram節に、アッパーなTB303がビヨビヨビヨビヨ…。ハッキリ言って、Beltram仕事の中でもかなり上位に入ると思います。『Trax Classix』(以前のレビュー >>)好きなひとは是非聴くべき! マジでカッコイイから!
当時はこんなトラック出てたのも知る由もなかったですが、曲単位で1曲150円で買えるのだから便利な世の中になったものだと改めて…。アルバム単位で3曲買っても450円デスYO!
追記 (2006-02-24 18:44):試聴 (iTMS) >>
Damon Wildのリミックス2ヴァージョンに耳障りなノイズが入ってんだけど、試聴ファイルにも入ってたからこれがデフォなんだろうな。いやー「Bang The Acid」を彷彿とさせる地味渋アシッドでカッコイイのに、もったいない…。私以外に買ったひと、居たらどうだったか教えて下さい。
(オリジナル・ヴァージョンの試聴はこちら (iTMS) から)
- [2006/02/22 00:37]
- 音楽 C |
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Phuture and other classics from DJ Pierre - Trax Classix (Trax/2005)

私はそこで何をしていたのかと言うと、駅前のロータリーで、家族や昔の仲間たちとバーベキューや豚汁を作って屋外で宴会。私はちょっと暑くなってきたので酔い覚ましに宴席を離れ、駅の改札出てすぐの木のベンチに座ってたところ、大黒がジェット機から降りてこちらに歩いて来たのでした。
周りの人で大黒に気づいてる人はあまりいない様子でしたが、私は「大黒や、大黒や。」と心の中で思いながら仲間たちのほうを振り向くと、遠くの方で相変わらず宴たけなわ。
そうこうしてるうちに大黒は私の前を通って、バス乗場のほうへと去っていきました…。
…というわけのわからない夢を見たのですが、例によって夢判断は遠慮します。
昨年あたりから再発、リイシュー・ラッシュな感じのTrax Recordsですが、
CTXCD5007: Frankie Knuckles
CTXCD5011: Armando(以前のレヴュー >>)
CTXCD5012: Farley Jackmaster Funk(以前のレヴュー >>)
CTXCD5013: Joey Beltram(以前のレヴュー >>)
CTXCD5015: Master C & J featuring Liz Torres
に続くコンピレーション・シリーズ“Trax Classix”の新作は、DJ Pierre!
言わずもがな、この世にアシッドハウスを生み落とした、ゴッドファーザー・オブ・アシッドハウス!
アシッドハウスは壊れたTB-303から偶然に誕生した、というあまりにも有名な逸話の真偽の程は定かではありませんが、彼の作ったウニョウニョビヨビヨした、到底この世のものとは思えないサイケデリックなハウス・トラックのデモテープは、シカゴのディスコDJロン・ハーディーによってヘヴィープレイされ続け、いつしか“ロン・ハーディーのアシッド・トラックス”と呼ばれるようになったのが1985年頃(よって昨年はアシッドハウス生誕20周年の年だったんですね!)。その後Traxから「Acid Trax」というタイトルでレコード化されたのが1987年、アシッドハウスがUKに飛び火したのが1988~89年で、その頃にはレイヴとも共振しながら、シカゴ発のアシッドハウス・エクスプロージョンはまたたく間に世界中に広まっていったのでした。
とまあ、うんちくはこの辺にしといてこのCDを聴いた感想なんですが、「音、悪っ!!」。
当時のマスターテープなんて当然のように残ってなくてヴァイナルをマスターにしてるらしいですが、12インチってこんなに音悪かったっけ!?
それでも前述の「Acid Trax」(一応リマスター・ヴァージョンらしい…)の12分近くある基地外ロング・トリップは実にシンプルな構成のアシッドハウスの基本中の基本と言えるトラックなだけに、換言すれば、アシッドの全てはこの中にあると言っても過言ではないでしょう。
もし未聴のテクノファンがいたら、テクノの歴史を知るために…とかじゃなくて、ただただ自らの快楽原則に従ってのみ、聴いてくれ。
試聴 >>
- [2006/01/16 22:17]
- 音楽 P |
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びびんばが2005年に聴いた音盤10枚
無事仕事納めも済ませ、昨日(29日)から短い冬休みに入りました。
昨日は整骨院に行った後、大掃除を決行! 疲れたけどまだ終わってません…。
そして今から(こんな時間から)年賀状の印刷です。
2005年とはもうじきお別れですが、去りゆく年とともに去って行く人もあります。
整骨院でずっと私を担当してくれてた3つ年下の先生。年内で今の整骨院を辞めて、引き続き勉強するそうです。これからも頑張って下さい。
それから山さん。「どっきり」でないのであれば、年内でポルトガルを後にし、blogも置いて行かれるとのこと。吾々の今年の夏のポルトガル旅行は、山さんからの情報のおかげで楽しいものとなりました。感謝しています。ありがとうございました。お元気で…。
本エントリは【びびんばが2005年に聴いた音盤10枚】と題して、2005年リリース作品にこだわらず、私が今年出会った音盤の中から、お世話になったものや個人史的に重要と思われるものを10枚選びました(アーティスト名のアルファベット順)。
今年リリースのものでは、タッキューのミックスCDもURの新作もまだ手に入れてないんですが…。
電気グルーヴ×スチャダラパー - 電気グルーヴとかスチャダラパー (Ki/oon/2005)
以前のレヴュー >>
電スチャは、90年代に青春時代を過ごした自分的には、今年の一大ニュースでした。シングル『Twilight』と『聖☆おじさん』も秀逸でした。来年の電気のニューアルバム(出るのか?)に、否が応でも期待が高まる!
Green Velvet - Walk In Love (Relief/2005)
以前のレヴュー >>
シカゴ・エレディスコ帝王の新作。今作もドッチードッチードッチードッチービヨビヨビヨビヨデケデケデケデケ…。最高です。
Jeff Mills - Contact Special (Axis/2005)
以前のレヴュー >>
宇宙人に遭って握手したのも個人的に大ニュースでした。サイン入りCDジャケットは家宝です。
Joey Beltram - Trax Classix (Trax/1993-1994/2005)
以前のレヴュー >>
このリリースも今年のニュースですわ。長年待ちわびてたリリースだったので。(悪いけど、個人的にはG2Gのコンピよりもコレ!)
Luke Solomon - Mix This (mff/KSR/2005)
以前のレヴュー >>
モードなミニマルハウスもワイルドスタイルなシカゴハウスもごちゃ混ぜの、UK変態テックハウサーによるDJミックス。シカゴハウスへの愛が感じられるところが良い。
Mylo - Destroy Rock & Roll (Breastfed/2004)
以前のレヴュー >>
出たのは去年やけど、メランコリアと緩やかなサイケデリアに彩られた極上の一枚。これはSoulwax/2 Many DJs同様、Daft Punkの蒔いた種。
The Orb - Okie Dokie It's The Orb On Kompakt (●KOMPAKT/2005)
以前のレヴュー >>
酩酊! 酩酊! Dr. Alex Patersonの破天荒なサイケデリアにThomas Felmannのジャーマン・ミニマル・エレクトロニックという取り合わせは、The Orbの酩酊サウンドをこれまでにない高みへと昇華させた…。
渋谷慶一郎 - ATAK 000 (ATAK/2004)
以前のレヴュー >>
パルスは昨冬よく聴きました。このアルバムは去年の年末リリースですが、パルスのアルバムとしては最高水準。今冬もそろそろパルスの季節かなあ。
上原ひろみ - Spiral (Telarc/2005)
以前のレヴュー >>
とにかく彼女は天才です。このひと言に尽きる。超絶技巧と実験精神の入り交じった、現代ジャズピアニストの最高峰だと言い切ってしまおう!
Vladimir Shafranov Trio - Russian Lullaby (澤野工房/2003)
以前のレヴュー >>
2年前の作品ですが、このアルバムは今年本当に良く聴きました。最高に気持ちいいジャズピアノ! しかし今年出た新作はまだ手に入れてません…。来年は澤野工房をもっと追求したいです。
最後になりましたが、本年も当blogをご愛顧頂き、ありがとうございました。
来年もよろしくお付き合いください。
それでは皆様、良いお年を!
昨日は整骨院に行った後、大掃除を決行! 疲れたけどまだ終わってません…。
そして今から(こんな時間から)年賀状の印刷です。
2005年とはもうじきお別れですが、去りゆく年とともに去って行く人もあります。
整骨院でずっと私を担当してくれてた3つ年下の先生。年内で今の整骨院を辞めて、引き続き勉強するそうです。これからも頑張って下さい。
それから山さん。「どっきり」でないのであれば、年内でポルトガルを後にし、blogも置いて行かれるとのこと。吾々の今年の夏のポルトガル旅行は、山さんからの情報のおかげで楽しいものとなりました。感謝しています。ありがとうございました。お元気で…。
本エントリは【びびんばが2005年に聴いた音盤10枚】と題して、2005年リリース作品にこだわらず、私が今年出会った音盤の中から、お世話になったものや個人史的に重要と思われるものを10枚選びました(アーティスト名のアルファベット順)。
今年リリースのものでは、タッキューのミックスCDもURの新作もまだ手に入れてないんですが…。

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電スチャは、90年代に青春時代を過ごした自分的には、今年の一大ニュースでした。シングル『Twilight』と『聖☆おじさん』も秀逸でした。来年の電気のニューアルバム(出るのか?)に、否が応でも期待が高まる!

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シカゴ・エレディスコ帝王の新作。今作もドッチードッチードッチードッチービヨビヨビヨビヨデケデケデケデケ…。最高です。

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宇宙人に遭って握手したのも個人的に大ニュースでした。サイン入りCDジャケットは家宝です。

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このリリースも今年のニュースですわ。長年待ちわびてたリリースだったので。(悪いけど、個人的にはG2Gのコンピよりもコレ!)

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モードなミニマルハウスもワイルドスタイルなシカゴハウスもごちゃ混ぜの、UK変態テックハウサーによるDJミックス。シカゴハウスへの愛が感じられるところが良い。

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出たのは去年やけど、メランコリアと緩やかなサイケデリアに彩られた極上の一枚。これはSoulwax/2 Many DJs同様、Daft Punkの蒔いた種。

以前のレヴュー >>
酩酊! 酩酊! Dr. Alex Patersonの破天荒なサイケデリアにThomas Felmannのジャーマン・ミニマル・エレクトロニックという取り合わせは、The Orbの酩酊サウンドをこれまでにない高みへと昇華させた…。

以前のレヴュー >>
パルスは昨冬よく聴きました。このアルバムは去年の年末リリースですが、パルスのアルバムとしては最高水準。今冬もそろそろパルスの季節かなあ。

以前のレヴュー >>
とにかく彼女は天才です。このひと言に尽きる。超絶技巧と実験精神の入り交じった、現代ジャズピアニストの最高峰だと言い切ってしまおう!

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2年前の作品ですが、このアルバムは今年本当に良く聴きました。最高に気持ちいいジャズピアノ! しかし今年出た新作はまだ手に入れてません…。来年は澤野工房をもっと追求したいです。
最後になりましたが、本年も当blogをご愛顧頂き、ありがとうございました。
来年もよろしくお付き合いください。
それでは皆様、良いお年を!
by びびんば 2005-12-30
- [2005/12/30 03:38]
- 年間ベスト |
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Farley Jackmaster Funk - Trax Classix (Trax/2005)

Amazon.co.jp >>
と言っても、このひとの曲にはソウルフルなヴォーカルが乗っかってるものが多くて、個人的にはあんまり思い入れはないんですけど、トラックは完全にシカゴ・ジャック・スタイルな、どチープ・サンプリング・ハウスで、エレクトロ風味も少々。
いちばんキてるのは、有名曲ですが、やはり1曲目の「Love Can't Turn Around」ではないでしょうか。
イタロ・ハウスっぽいトラックにシャウトしまくるおっさんが歌い上げてるんだけど、このヴォーカルがアシッド!
人間の声でアシッドやると、正にこんな感じになるよなあ、という感じのトビまくる歌声です。
TRAXは最近ものすごい勢いで再発しまくってるけど、この勢いでポール・ジョンソンとかDJラッシュの音源もCDで纏めてはくれないだろうか…。
さらに言えば、最近DJファンクがオーナーになった(らしい)ダンスマニアのバックカタログもCDで纏めていただけると、シカゴ偏執狂として、こんな嬉しいことはないです(DJファンク、ロバート・アルマーニ、DJディーオン…)。
- [2005/03/17 12:44]
- 音楽 F |
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